京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

土井

入院することと、集中的なリハビリをすること

2014年1月09日(木)

クリニックが開院して、半年以上が過ぎましたが、

集中的なリハビリを受ける機会に恵まれなかった人が多いことに驚く毎日です。

最近、クリニックの受診で多い依頼が、「リハビリのしなおし」

たとえば、

脳卒中などで救急病院に入院して、

退院する時に紹介された回復期病院は遠いからと、

リハビリ専門科以外の病棟に入院してしまうことによって、

回復期と比べて、とても少ないリハビリしか受けられなかった方や

比較的軽症だからとリハビリ回数も少なく、早めに退院した方など。

のちに実際の生活を送る中で、

あのときリハビリがもっと必要であった・・・・と気づき、

受診されるケースが多くあります。

このような場合には、

クリニックには、2週間や1か月の間に集中的にリハビリをするプログラムがありますので、

そのプログラムで可能な限り対応させていただいております。

しかしながら、

保険診療の制度には様々な制約がありますので、保険を使ってできることには限りがあります。

また、リハビリ受ける場合には、

いろんな病気・けがで治療されている専門科から依頼を受けて実施する病院がほとんど。

以前のエントリーで5の「だいじなこと」のお話にもありますが、

リハビリを受けることを目的に入院される際には、

ちゃんと希望するリハビリが受けられるかどうかで入院する先を決める必要があります。

是非とも見学していただいて、病院でやっているリハビリを見て、

「こういうリハビリを受けたい」と先方の入院窓口の方に入院目的を伝えて、

受けられるリハビリにについて納得してから決めてくださいね。

あんなこと

岩崎

気を引き締めて

2014年1月08日(水)

本日は、1月8日。

1月6日 官庁御用始 1月7日 七草 とつづき、

小中学・高校共に冬休みが終わり、授業がスタート。

お正月気分から通常の生活に戻られている頃ではないかと存じます。

これから先は、

大学入試センター試験 1月18,19日をかわきりに

各職種の国家試験日が迫って参ります。

リハビリテーションに関わる国家試験では、

言語聴覚士 国家試験:2月15日

理学/作業療法士 国家試験:2月23日

早いもので残り、1ヶ月近くに迫ってきております。

さあ、これからが本番。

ここでの1~2ヶ月が本当の意味で悔いの無い様に取り組んでください。

特に体調管理に注意しながら、気を引き締めて。

受験生の方々、ならびに国家試験に臨まれる方へ

ご健闘お祈り申し上げます。

へんなこと

橋本

さて午年です。馬の話をしましょうか。

2014年1月07日(火)

映画の「騎兵隊」か「黄色いリボン」の話でもと思ってましたが、20代の頃に読んだ本に現在でも儀礼的なものでなく実践的に騎馬を常とする兵隊がいると知って驚いた事があります。今でもアフガニスタンなどでは現地兵だけでなく、欧米各国から派遣された部隊で馬を利用しているとか。
何と言っても山岳部などの道なき道を出来るだけ早く移動するには馬が一番だそうです。
 
なるほど確かに馬は車両が通行困難なところでも移動可能ですし、一度に大人二人乗せても移動できます。
車両より馬のほうが優れている点は確かにある。
 
ならば医療や介護に使えないか...考えてみましたが、常用的には難しいような。
 
まずその馬のほうが優位にある道なき山間部ですが、そんなところで怪我人や病人が出たらヘリコでケリですね。仮にヘリコが行けないところでも、あの馬の背にどうやって傷病者を載せるのか。映画で見るようにくの字に載せるのは死体でもない限りしんどいですよね。自分で乗馬できるようならそれほど急ぎでも重症でもないって事だと思うし。
 
役に立ちそうなのは震災時でしょうか。東北の震災でも阪神の震災でも交通機関が駄目になるだけでなく、道が寸断されていましたから、そういうところでも馬なら徒歩よりはるかに早い時間での移動が可能です。でも傷病者を運ぶのは難しいから、傷病者のいるところまですばやく駆けつける医師や看護師の移動手段としてどうでしょう。これからの医師や看護師には乗馬技術が必要...か?
確か日赤には災害時に医療物資の搬送をしてくれるボランティアのバイク部隊があると聞いたことがありますが、確かにバイクもオフロードなら道なき道もいけますが、医師や看護師にそれだけの技量は難しそうだし、二人乗りでは更に難しそうです。馬が一番かも。
 
後は認知症徘徊者の捜索でしょうか。山間部では勿論、市中でも車のスピードで歩行スピードの歩行者を見分けるのは難しいですが(そもそも人探しには早すぎる)、馬ならOK。それに乗馬位置からの目線が高いので捜索に適しています。
 
どれも実用化はされていませんし、これからもどうかとは思いますが、調べたら福祉分野での馬の活用は一つだけ見つけました。
 
なんと「盲導馬」です。
馬種はサラブレッドではなくミニチュアホースといって大型犬ほどの大きさの馬を訓練するらしいです。なんでも馬というのは性格的に犬よりも盲導に適していて、更に盲導犬をやる大型犬の寿命は8年ほどなのに、馬はその3倍は寿命があるらしいので飼い主にとってはありがたいことではないでしょうか。
まだ日本には1頭しかいないようですが、それほどのメリットがあるならもっと一般的になるかもしれませんね。
 
ところで皆さんお気づきですか。年末のブログから改行できるようになっています。
何もブログシステムの運営者がちゃんと対応してくれたという事では決してありません!!
何のことはない、過去のブログの読み返していて、改行のコマンドを見つけたので貼り付けただけです。
 
改行のあるなしで読みやすさがまったく違いますからね。
 
次回私のブログは1/13です。

そんなこと

遠藤

歌体操

2014年1月06日(月)

介護施設では、入所でも通所でも「歌体操」なるものをしているところが多いです。
心無い人に言わせると「お遊戯」らしいのですが…。
この、「歌体操」は「お遊戯」や「ダンス」と似ていますが、違います。
「お遊戯」や「ダンス」は他人に見せるための動きです。
「歌体操」は自分の体のためにする体操です。そう、あくまでも体操なんです。

 

私も、歌体操をいくつか作ったりしましたが、そのときは、
どんな目的の体操を、どんな流れで体操するか考えて、
そんなことがしやすい曲を探します。
そして、体操と曲を組み合わせていきました。
「お遊戯」や「ダンス」のように見栄えばかりを気にすると、
人によってはあまり体に良くない動きになったりすることがあるので、
あくまでも、体に良い動きで構成されるようにします。
その上で、体操で促したい動きを強調しながら、歌体操
をしました。
「ダンス」などは体を鍛えているからこそできる動きだったりしますが、
「歌体操」は日常の動きをしやすくするために体を整えるのが目的だったりしますので、
実は正反対ですね。

 

歌体操を作る人は、歌や振りよりも、多くの人に体操の効果があるように最初に考えて作っています。
そして、効果のあることをちょっとでも楽しく、繰り返して毎日でもしやすいようにと思っています。

 

普通のリハビリ体操は機能訓練として一つ一つをしていく形になっていますので、
機能訓練としての効果としては、「歌体操」よりも無駄がないかも知れません。
しかし、普通にリハビリだ、体操だ、というと緊張して体を硬く動かす人もいますが、
「歌体操」だと緊張しにくく体を柔らかく動かしやすかったり、
大きな声で歌いながらできるので、発声や呼吸も実はとり入れられています。
楽しみながらしてもらうほどに「歌体操」は効果が出やすいと思います。

 

まじめにする体操も大事ですが、楽しめる体操はまた違う効果があります。
「歌体操」なにげに効果がある良い運動が多いので、
恥ずかしがらず、輪に入って楽しんでみてください。
「歌体操」もちゃんとすると、伸びる、緩める、絞める、踏みしめる・・・いろんな体の動きが含まれています。

なので、私がしていたときは、いつも私が誰よりも汗をかいていました。

 

 

今日もどこかで聞こえてくる「歌体操」
♪♪♪ 楽しくリハビリしましょう ♪♪♪

あんなこと

高岡

走る?!

2014年1月05日(日)

今年の年末年始は暦の並びも良かったので、大型連休になった方も多かったようですね。

皆さんはこのお正月どう過ごされましたか?

わが家のお正月は寝正月。

毎週土日は野球の息子も正月休みなので、久しぶりに家族揃ってゆっくり過ごすことができました。

おせち料理はありませんが、お雑煮を食べないと新年は始まらないので、

“するめ、昆布”の入った具だくさんお雑煮を作って食べました。

 

ところで、今年の開運テーマは

『当たって砕けろ。走りながら考える年』

とにかくアクションをおこすことが大切な年らしいです。

明日から仕事始めの方もすでに始まっている方も

『砕け散らない』よう、途中でリタイヤしないよう走って行きましょうね。

竹内

御所南リハビリテーションクリニックの仕事始め

2014年1月04日(土)

いよいよ明後日(1月6日)は、御所南リハビリテーションクリニックの仕事始めです。

クリニック開設後2年目となり、色々なイベントが控えております。

特に大きなイベントは4月の診療報酬改定が控えております。

しかし、方向性はぶれずに前進するのみです。

数日前に京都大原記念病院リハビリテーション部の方針をボスが記載していましたが、御所南においては、もうひとつプラスαさせて頂きます。 「生活の質の向上です。」

1、(患者さんの)自立
2、(ご家族の)介護負担軽減
3、安心の提供
4、生活の質の向上
を目的にリハビリテーションサービスを提供してまいります。

 そして御所南リハビリテーションクリニックの開設趣意は、「高度急性期病院との連携に主眼を置き、クリニックレベルで回復期リハビリテーションの役割を担う」というものです。

この方針にブレはありません。

今年の御所南リハビリテーションクリニックに乞うご期待ください。

こんなこと

土井

初詣

2014年1月03日(金)

今日は初詣に出かけました。

我が家の初詣は、毎年八坂神社。

(ちなみに、お宮参りや七五三も八坂さんです)

写真

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年始の京都は名の知れた神社のまわりを中心に混雑しますので、

今日も人は多かったのですが、

さすがに3日ともなると、多少はゆっくり参拝できる感じです。

毎年感じることですが、

市内のがちゃがちゃしたものがあまりないこともあって、

新年、初詣の頃の京都は、京都ならではの雰囲気でいっぱい。

今年こそは、いろいろちゃんとしよう・・・と

心を引き締める一日になりました。

こんなこと

岩崎

今年は

2014年1月02日(木)

明けましておめでとうございます。

年明け2日目。

昨年のブログに引き続き、本年もよろしくお願い致します。

さて皆様、初夢は見られましたでしょうか?

まだである方、今夜かも知れませんね。

※初夢は元日から2日の夜、2日から3日の夜に見る夢とされているそうです。

 

今年は未の年。

未のイメージは?優しい。あったかい。温厚。群れをなす。・・・でしょうか?

昨今、地震に噴火に、災害に見舞われる事が多い一年でした。

今年は、羊の様に共に助け合い、また平和な1年であります様に。

こんなこと

岩崎

つかの間

2014年1月02日(木)

明けましておめでとうございます。

本日は明けて2日目。

 私共の病院では365日リハビリ体制を取っておりますので、正月とは無縁です。

逸早く元気を取り戻し、自宅に帰って日常の暮らしを送って頂ける様に運営しております。

※1日休むと、それだけで自宅に帰るのが遅くなりますので出来る限り通常と同じ様にしております。

 

しかし食事は別。

元旦、二日はおせち料理です。

ただのおせち料理ではございません。

京都大原で取れた地元野菜を使ったおせちです。

その様な束の間の楽しみとして、栄養課はサポートしてくれております。

まさに心のチーム医療でしょうか。

1人でも多くの方が元気を取り戻し、自宅へと送り届けて参ります。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

どんなこと

橋本

新年明けましておめでとうございます。

2014年1月01日(水)

新年です。
昨年同様本年も大原記念病院グループをよろしくお願いいたします。
元日ですが、昨年に引き続き今年も出勤しています。
 
今年も私たちは
1、(患者さんの)自立
2、(ご家族の)介護負担軽減
3、安心の提供
を目的にリハビリテーションサービスを提供してまいります。
 

昨年は1/2のブログで映画「荒野の決闘」のことをちょっと書きました。
今年は午年に因んでやはりジョン・フォードの「騎兵隊」か「黄色いリボン」の事でも書こうかと思いましたが(ただ単に西部劇が好きなだけ)、後日に譲ります。
 
一昨日「箱入り息子の恋」という映画を自宅で見ました(元々ハリウッド調のアクションバリバリの映画が好きなんですが、最近見るのがしんどくなってきました)。
30代半ばにして実家暮らし、定時退勤の公務員、貯金が趣味で休みの日は自室でゲーム三昧の恋愛経験ゼロの男性と20代半ばで同じく実家暮らし、趣味がピアノの目が不自由な社長令嬢の恋愛の話です。
タイトルに箱入り息子とありますが、彼は単に「オタク」なだけで、真に箱入りなのは女性のほうでしょう。
目が不自由で職に就かず(就けず?)実家暮らしなのは致し方ないとしても、両親が揃って彼女を箱入りにしてしまっている面を、後半まで白い杖を使わないことで映画では表現しています。
白い杖を使わないということは、一人では外出しない、させないということを意味しています。
 
彼女の両親は順番から行っても、自分たちが死ぬのが先だし、その後の娘の面倒を見てくれる夫を早いところ探すのが一番、と考えているようです。
 
これは間違いです。
 
大事なことは彼女が一人になっても生きていけるように、自立の道、自活の道を確立する事だと思いますが、彼女の両親は夫をあてがう事で解決しようとします。
家族がいるということは一つの安心ではありますが、彼女の両親自身が危惧するようにいなくなればどうするのか、という不安が常に付きまといます。
彼女は結婚できても、夫とうまく行くとは限らず、うまく行ったとしても、夫に先立たれるかも知れず、そうなった場合彼女がすぐさま途方にくれる事になるのは自明です。
 

映画だけの話ではありません。現実的に障害を持った人が生活していくという問題の解決策として、「家族」を唯一とする人は意外にも多いのです。
 
「家族」を解決策とするのが悪いわけではありません。「家族」しか検討しなかったのか(劇中の両親はこれにあたります)、「家族」も含めて検討したのか、他に解決策はなかったのかということです。
 
いずれにせよ、家族の誰かが面倒を見るということは場合によっては、その誰かに過大な責任と負担を強いる事になるということです。
 
私どものグループにおけるリハビリテーションの目的の第一を「自立」においています。障害を持ちながら自立するのはなかなか難しく、実際には家族の方を含め多くの人たちの手を借りねばならないことのほうが多いのは事実ですが、安易に家族がいるからと考えないように心がけたいです。
 
映画自体はそんな重苦しいものではなくコメディタッチですので、興味ある方は気軽に楽しんでみていただければと思います。
 

次回私のブログは1/7です。午の話が出来ればなぁと思っています。
 
追記:今年は曇っていて初日の出の撮影は無理でした…

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