好き嫌い
2015年1月13日(火)
あっちゃぁ~~~~~
朝からバタバタしていて、今日ブログの順番を忘れていました。
昨日は祭日でしたけど、仕事関係の催事がありましたので京都のホテルまで出かけてきました。
立食くらいの簡単なパーティーと考えていたら、座席指定のフルコースでした。
私は根っからの庶民なので、そういう格式ばった席より、そういう立派なコース料理より、ファミレスのハンバーグがうれしい人間です。
もっと大事な問題は私自身結構好き嫌いがあるので、そういう席では時に食べるのに困ることが多いです。
前にも書きましたが、結婚式披露宴にも招かれることが多く、出された料理を残すわけにもいかず、全部食べるようにしていますが、食わず嫌いと言うわけでなく、やっぱり食べてみておいしいとも思えないものがあります。
もともと寿司屋の倅で、寿司自体が駄目で、家業を継がず病院勤務していますから、魚は焼けば大丈夫ですけど、貝類やイカやタコは駄目です。
で、昨日は生まれて初めて「鮑」と言うものを食べました。もともと貝類は全般に苦手で(あのゴムみたいな触感)、鮑は食べたことなかったけど、まぁ嫌いと思っていました。
で初めて食べた感想はと言うと「おいしいとは思えないし。金出してまで食べようとも思えない」でした。
昔ある人に食べ物の好き嫌いの原因は、安物の素材にあるのではないかと言われましたが、まぁそれなりのホテルのコースでしたから、素材が悪かったとは思えません(ただ甘鯛と鱧に限って言えば、安物食って嫌いになったのは間違いないです)。
昔私が家業を継がないということが決定的になったとき(食えなきゃ継げませんよね、普通)、親父はかなり絶望したみたいですけど、その時言われた一言は今でも心に残っています。
「好き嫌いがあるということはそれだけ人生の楽しみを知らないということだ」
自分の親父ながら随分と好いこと言うなぁとは思います(でも鱚:キスだけは食えないのを私は知っています)。
父親は食べ物のことを言ったのでしょうけど、何にでもあてはまるような言葉ですね。
人嫌い→人生の楽しみを知らない
男嫌い、女嫌い→人生の楽しみを知らない
テレビ嫌い→人生の楽しみを知らない
スポーツ嫌い→人生の楽しみを知らない
読書嫌い→人生の楽しみを知らない
医者嫌い→人生の楽しみを知らない(ん、そうか?)
何々が嫌いと言われたら、とりあえず「人生の楽しみを知らない」と返せば様になりますね。
まぁ雑な喩をしましたけど、一面真理をついてるなとも思えます。
何かが嫌いと言うことは、そのものの良さを知らない知ろうとしないことを示していますから。
次回私のブログは1/19です。