体が資本
2017年3月09日(木)
先日嫁さんと「LA LA LAND」を見てきました(因みにお金を払って観たミュージカルは「グリース」以来です。以後3日ほど音楽が頭の中でぐるんぐるんでした)。
あらためて役者さんの身体能力の高さに感心しました。
もう随分前になりますが、初めて「七人の侍」をDVDで観た時に印象に残ったのは、その面白さもさることながら役者さんの足の速さです。考証に厳しい黒沢監督(まぁ厳しくなくてもそうするんでしょうけど)ですから、侍のそれは腕を振らずに走ると言うもので、現代走法に慣れた私たちではとてもじゃないがそんなに走れないって言うスピードで駆けていきます(「隠し剣 鬼の爪」で実際に侍走法と現代走法で競争するシーンがあります)。
あの映画の主演の一人、志村喬は当時49歳。今の私よりちょっと若いわけですが、それでもじゃあ私がその年の時にあれだけ走れるかと言うと、無理…ですね。
考えてみれば役者と言うのはサラリーマンと違い、定時に出勤して定時に上がるわけでもなく、不規則の極みのようなスケジュールで体も酷使する仕事なわけですから、体を相当鍛えていないと無理が来ます。
その上ルーティンの仕事ではなく頭も使いますから、認知症にもなりにくいかもしれません。
早世する役者さんもいる一方で、息の長い役者さんも沢山いるのはそのせいかもしれませんね。
次回私のブログは3/16の予定です。