こんなことってけっこう大事 ~きばらないこと~
2012年4月11日(水)
「日々、リハビリの仕事をしていて、ちょっとしたことだけど大事だなぁ」ということを
ご紹介する不定期シリーズですが、相当なご無沙汰となってしまいました。
今回は、「きばらないこと」
リハビリをしている本人も家族もスタッフも真剣そのもの。
あと1回、あと1歩と努力されている姿をお見かけします。
そんな中、
こんなにがむしゃらにやってるのに、なかなか 巧く動かせない・・・・
という声をお聞きすることがあります。
みなさん、思い出していただきたいのですが、
学生の頃、運動会や競技会などで、
力みすぎて結果につながらなかった経験はありませんか?
どのスポーツでも、力んだり力任せにしても巧くいかないし、
車でも、初心者みたいに力んだら、蛇行カックン運転になるし、
料理のときの包丁だって、力任せにやったら危険極まりないですよね。
そんな身の回りのことを考えると、
「りきむ」「きばる」ことで、うまく動かせなくなることには「ガッテン!」ではないでしょうか?
病気や怪我で体を動かせなくなって、そんな不自由な中で、
力んだり、きばったりしてしまうと、もっともっと動かしにくくなることも少なくありません。
また、なぜかそんな悪い癖ほど身についてしまいやすく、取れにくい。
石に噛り付いてでも・・・
寝る間も惜しんで・・・
取り組む姿勢というか、不退転の決意というか、
そういったことは、気持ちの面で大事ですが、(それでも気負うのはいけませんね)
力まずに、きばらずに、
自分の体と向かい合い、どこがどう動くか感じながら、動かすこと、
とても大事なことです。
だからといって、そもそも運動量が少ないのはダメですよ。
きばらずに、どんどん動かしましょう。