京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

遠藤

便利になって…

2020年7月28日(火)

紫陽花の次は、そろそろ百日紅の写真をと、いきたいところですが、

大原の百日紅はまだ咲き始めです。

 

今朝はこんな花が咲いていました。

写真を見たうちのスタッフが調べましたら、

赤い方は「檜扇」、ピンクの方が「夏水仙」のようです。

檜扇は見た目が平安の貴族が持っていた扇に似ているからという名前の由来らしいです。

夏水仙は名前の通り水仙に見えるのですが、実際にはヒガンバナの仲間だそうです。

 

 

 

 

 

 

 

最近はいろんな技術が進歩しています。

この花の名前を調べたスタッフは、私が印刷した写真をお昼休みにスマートフォンでパシャリと撮って、その写真で検索して調べていました。

本当にそれだけで、あっという間に花の名前にたどり着いていました。

 

昔は、植物や花の本で、咲く季節・葉の形・花の色などを基にあーでもない、こーでもない、この本には載っていないからこっちの本…と調べたのですが…。

ぜんぜん情報へのアクセスが違いますね。

 

ただ、インターネット上にはフェイクニュースと言われるような嘘、本にもできないような検証もされていない内容も、誰が書いたかもわからない内容が、さもこれが真実というような顔して載っています。

全く情報を知らないままインターネットの情報を見ている事のリスクもありますよね。

書籍を調べる時は、ある程度本になるぐらいの信頼度もありますし、その書籍を書いた人や団体が信用に足るかどうか判断して読めます。

 

大事なことは、今も書籍の方を出来る限り調べます。しかし、急ぎで調べるにはなんとインターネットって便利なんでしょう。

どんどん便利になってきています。

 

ふと、思いました。

ワープロが普及して、パソコンになって、仕事でも個人でもパソコンやタブレット、スマートフォンが普及しているいま、字を書かなくなって、漢字を忘れて書けなくなっている自分たちがいます。

でも、これからの子は、

こんどは本や辞書で調べることが出来なくなっていくのかもしれませんね。

 

便利になって、そのぶん出来ないことがちょっとずつ増えて…でも困らない世界になっていくのでしょうか?

障害者ができないことも、一般の健常者ができないことも同じぐらいになっていくのでしょうか?

そしたら、障害者って言葉も不要になりますね。

 

人類皆平等に寝たきり…動いているのはロボットばかり。

…SFですね。

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