京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

土井

意外!?

2013年9月05日(木)

先日のエントリで書いたことですが、

宿題を完璧に終わらせたり、みんなと同じようにする準備作業だったり、

これを達成するため、「家族が見てあげる」ことが推奨される時代らしい・・・と。

 

さて、リハビリテーションにも、同じようなことがあります。

「ご家族さんもご一緒に・・・」と、自主訓練を指導することがたびたびあります。

リハビリテーションの場合、ご本人だけで解決できないことが多いので、

準備とか、声掛けとか、見守りとか、いろいろ含めて、

「ご一緒に・・・」ということになりやすいのですが、

なかなか、ご本人さんとご家族さんで行き違いがおこることを、しばしば聞きます。

 

家族は、気の置けない関係だと考える人が多いのではないでしょうか?

阿吽の呼吸や立ち位置、関係性の濃さなど、長年蓄積されたものが多くあるものです。

当然、気持ちや状況を分かってほしい・・・と依存する思いも強いですし、

親・家長・兄など、固定された関係性や立ち場があるので、

却って、外面よりも家族内にメンツやプライドが邪魔することもいっぱいあります。

ご本人さんが、馬鹿にされたように感じたり、ちょっとのことで腹が立ったり・・・、

逆に家族が面倒みてあげているのに、偉そうにされて腹が立つなどもあります。

なので、

自主訓練を一緒に・・・しないとできないことも多いのですが、

できる限り、ご本人が主体的にできるような配慮をすることで、

円満な「練習や運動時間の確保」ができればなぁと、頭を悩ませています。

 

わが息子は、親に間違いを指摘されるのは嫌だ!さらに、やりたくない!・・・そうです。

宿題や習い事でも、他人の言うことは素直に聞いて、比較的解決が早いところをみると、

親に対して、一番メンツやプライドがあるのかもしれませんね。

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