京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

橋本

診断書には

2021年3月03日(水)

「急性硬膜下血腫・外傷性くも膜下出血・頭蓋骨骨折」とあります。

 

先月2/9の夜にいつも通り歩いていたら、無灯火の自転車にぶつけられた結果がこれです。

 

私の中ではぶつかる寸前から路上に伸びていた数分間の記憶が全くありません。

 

留めようもない吐き気と首を横に向けることもできないほどの痛みと眩暈で「(窒息で)死ぬかも」と覚悟した瞬間でした。

それでも死にたくないので無理して目を開けて携帯電話で嫁さんに電話して現場まで来るようにお願いしました(幸いにも自宅から歩いて数分のところ)。

 

とにかく体がちょっとでも揺れるたびに猛烈な眩暈と吐き気を催して、病院に着いたころにはヘロヘロです。

 

ようやく病院に着いたと思ったら、そこからがまた修羅場で。

 

今から思えば当然ですが、相手は自転車と言えども兎に角「事故」だったので、身包み剥がれて「怪我は?」となるわけです。こちらとしてはちらとでも体が揺れるのも耐え難いわけなんですが、私の体のあちこちを動かしながら痛いところはないかとか、痺れてるところはないかとか聞いてくるわけです。

 

まぁ普通に考えれば、自転車がそれなりのスピードで人にぶつかって吹っ飛ばしたわけですから、骨折なり出血なり打ち身なりあるのが普通なんでしょうけど、何一つないわけで。

看護師さんが「先生ここに擦り傷が」って指さしたのは私の右前腕だったんですけど「それただの肌荒れです」「…」

 

ってな感じで、翌日打ったであろう右後頭部を探ってみたらしっかり「瘤」はできてましたね。

 

「瘤」とは言ってもその中では診断書のような状態になっていたわけで、なるほど頭の出血や脳振盪はこれほどに苦しいものなんかと身をもって知ることができました。

 

続きます。

 

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