作業療法室には新聞があります
2012年9月15日(土)
OT室には毎朝新聞が届きます。
この新聞は、訓練に使います。
昔、この新聞をとりたいと希望を出したところ、
これは、どこで買えるどんな新聞なんだ?という問い合わせが事務からありました。
私は、あれっと?思いました。
普通に地元情報が載っている「○○新聞」を指定していたのです。
でも、事務では、
きっとこれは、リハビリの訓練で使うと言っているから、
自分たちが知っている「○○新聞」ではなく、
特殊なリハビリ訓練用の新聞にちがいないと、思ったらしいのです。
なるほど、一般の方から見たら、
「リハビリの訓練=特殊な事」なんだと思った瞬間でした。
もちろん特殊な道具もありますが、
実際にはそんなに特殊な事だけが大事ではなく、
普通な事が大事だったりします。
なぜなら、普通の事ができたり、普通の事が上手になる事も大事です。
そして、普段と違う物は認識できなくても、いつも使っている物なら認識できる事があります。
身近なものだから抵抗無く使ってもらえたりします。
だから、
特殊な訓練をするための道具もありますし、
普通に身の回りにある物も訓練道具として使います。
どちらが、良いということもありません。
どちらも使い道がありますし、利点があります。
あなたの手元に届く新聞も、生活に帰るためのリハビリをいくつも作り出す道具だったりします。
今日の日付などの確認に使う
記事を声を出して読む
記事を書き写す
記事を覚える
ページをめくる
折りたたむ
束ねる
ページを裂く・千切る
いろんな工作に使う
その他
いろんなことにリハビリで使います。
もちろん普通にリハビリの待ち時間に新聞を読んでもらう事もできます。
そして同じようにチラシも使えます。
普通の物でも、できるリハビリがあります。
普通の物だから、できるリハビリがあります。
だから、ご自宅でもいろんなリハビリができます。
もちろん、やる気になれば…ですが。