一言で
2013年11月27日(水)
古くからの友人が出張の帰りに我が家に立ち寄って一緒に食事をしました。
友人ではありますが、共に食事をするのは実に4年ぶりです。
久しぶりに見る顔は「痩せたな」の一言ですが、
しかし、何か吹っ切れたような清々しい顔でした。
実は 5年前、病気になり
入退院を繰り返し、なかなか体調も戻らずの状態が続き、
そのため気力も体力も失ってふさぎこむ毎日を送っていたと聞いております。
※実際、毎年行われる同窓会には必ず訪れていたのですが、その日を境にパッタリと出席されなくなりました。
私の方から度々見舞いには訪れてはいましたが悲観的な言葉が多く、変に励ましても落ち込む事にもなりかねない状態でした。
しかし子供の一言で一転したそうです。
「パパ、遊ぼ。」
奥様は、今までパパは病気だからと子供に言い聞かせていたそうですが、子供は我慢できず切り出したそうです。
※やはり5年の歳月は子供にとって大きいですし、学校の友達の中でも比較する様な年であったのではないかと思います。
下手に気を遣うよりも時に、残酷と思われる様な言葉と周囲は思っていても必要な事もあります。
※その言葉、誰からその言葉を伝えるのか?で大きく変わるような気がしていました。
※そのタイミングは難しいと考えるも、それこそ意味が無いように思えます。
やはり普通で良いのでしょうか。
しかし、そのおかげで、こうして久しぶりに友と食事ができ、私も嬉しくなりました。
最後に自分の役目を果たす事、使命感を取り戻す事、父親である責任がその様にさせていると感じました。
しかし、今も本人は病気と戦っています。