京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

土井

コソコソ

2012年5月15日(火)

先日のエントリにも書きましたが、

今日は葵祭の予定でしたが、明日に順延になったそうです。

行く予定にされていた方は、ご注意ください。

 

さて、本題。

最近、朝も明るくなってきたためか、

親よりも早く子供が起きる日が度々あって、

5:30や6:00から小一時間のあいだ、我が子2人は遊んでいます。

親に何も言われず、心おきなく遊べる時間として楽しいのでしょう。

 

そんな中、先日ちょっとしたハプニングがありまして、

下の子が夜中に鼻血を出し、上の子も一緒に起きてきました。

鼻血は妻がなんとかしました。

しばらくして、不思議な電子音がする・・・と私が思って目を覚まし、

子供部屋を覗くと、

二人とも朝の着替えを終え、めいっぱい遊んでいるではないですか。

時刻はAM4:00。

どうやら、6:30頃まで2~3時間も遊んでから小学校や保育園に行ける♥

と思って、コソコソっと目一杯遊ぶ計画だったようです。

どう考えても体力的に1日もつはずも無いのですが、イケると思ったのでしょう。

朝弱いくせに、頑張れてしまうのが不思議です。

 

そういえば私も・・・と、自分の子供の頃、

親にみつからないようにコソコソしたりが楽しかったことを思い出しました。

人間、止められていることの方が、何故か頑張れるということが多くありますし、

反対する人の目をかいくぐった方がなぜか楽しい。

(でも、今となって思うと、お見通しなんですよね・・・何故か)

親に止められるようなことって、なんであんなに頑張れたんでしょう?

 

リハビリへのモチベーションについても近いものを感じることがあります。

たとえば、

「どうしても飲みにいきたい」という場合、

(あくまで事例ではありません)

飲むということを楽しむためには、やはり、

家族同伴ではなく一人で出かけることも必要でしょう。

後遺症を持つような病気の場合では、

「そもそも酒をやめよう」とか「もう行かなくても良いんじゃない?」

という判断が大人の対応だと思います。

(当然、医師から飲酒を止められている人は禁酒してくださいね)

そんな空気の中、

どうやったら行って楽しめるだろう・・・と、

そんな感じで、

自分で工夫し、いろいろと試行錯誤や画策している人のほうが、

モチベーションが高く、回復力があるように感じることがしばしばあります。

当然、障害が残り、目的を達成できないこともいっぱいあるのですが、

自宅に退院されたあとの結果はかなり違うように感じます。

 

大人な対応では生まれない活動エネルギーの凄さ、

浅知恵とはいえ、我が子の行動から成長を感じました。


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