京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

遠藤

仕事のマニュアルって

2012年5月28日(月)

工事現場の近くを歩いていたとき、旗を持った車の誘導員さんが話していました。

「さっきみたいなときは、手でしないと…」って

通りすがりに話が聞こえてきました。

 

どうやら、

車に旗で合図したけど、運転手が理解できず、手間取ったようです。

それで、先輩らしき人が、そんなときは、手でゼスチャーするように、

そのほうが伝わるって話のようでした。

 

きっと安全に誘導するためのマニュアルは、旗で誘導することになっているのでしょう。

しかし、現場ではマニュアルは踏まえたうえで、相手に合わせ臨機応変に対応しないと、

人の事故をたくさん防ぐことは出来ないってことでもあるのでしょう。

 

こちらのマニュアルや職業的な決まりごとを相手が把握している保障は無いっていうのは。

どの仕事も同じですね。

 

マニュアルが無ければ人によって、伝えることが不十分で、事故が多発します。

しかし、マニュアルどおり一辺倒では、もう少しで防げる事故が防げない。

まずは、マニュアルどおりできるようになって、

さらにマニュアルの理由を理解したうえで、工夫できる人が優秀なんでしょうね。

 

 旗を振っていることに気づいたことを確認し

 ⇒旗の意味が分からない様子が確認された場合は

 ⇒ゼスチャーを使う

 ⇒そしてその人に意味が伝われば、次に通る人のために旗振りに戻る

 

どの職業も、まずは基本ができること。

基本ができたら、理由を理解すること。

理解できたら、必要に応じて工夫ができる。

工夫が出来たら、提供できることの幅や質が上がる。

工夫できなきゃ、まだまだ半人前。

 

学生さんへ、これから目指してください

工夫の出来る仕事人!


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