こんなこともトレーニング
2012年5月03日(木)
過去の病気のこともあって、
左手のトレーニングをかねて、たまにピザやパンを焼くようになりました。
かなり回復した今となっては、パンを焼くことは少なくなりましたが、
(実は私、生粋のご飯派でして_(^^;)ゞ、パンをあまり食べません)
我が家のホームパーティといえば、ピザが定番となっています。
トマトソースに時間がかかるので、少しだけ手抜きしている部分もありますが、
トレーニングと楽しみの両方から、生地も含めて自分で作ることにしています。
先週末にホームパーティがあったので、いつも通りピザを焼きました。
生地を捏ねて・・・
纏めてから、しばしのあいだ発酵させて・・・
発酵した生地を延ばして・・・(丸くないのは気にしない気にしない)
具をのせて焼いて・・・完成!!
(マルゲリータ/キノコ/じゃがベーコンと自家製アスパラ/黄桃カスタードの4種でした)
ピザやパン生地を手で捏ねるまとめる動作が、トレーニングにぴったりです。
多少不器用に動かしてもちゃんと捏ね上がりますが、
上手に手を動かさないと捏ねにくいのがトレーニングとして素晴らしいと思っています。
それに、成型のところで不格好になったとしても、おいしく頂けますので、
達成感も十分に味わえるのではないでしょうか?
次こそきれいな格好に・・・という欲も出てきます。
自分がいろいろできるようになるためのリハビリを・・・となると、
「ベッドに寝て動かしたり、揉んでもらう」「先生にやってもらわないとできない」「家ではできない」・・・になりがちですが、
生活の中でのちょっとしたこんな作業が、あと一歩使える能力となります。
皆さんの周りにも、自分の体にいいこと、きっと見つかると思います。
何かはじめてみませんか?
無思慮、無責任な話その3
2012年5月02日(水)
つい最近の話です。
ある医療系施設のある方(Aさんとでもしますが、職種立場すべて伏せさせていただきます)が、医療系学生の実習においては、絶対に(成績を)不可とはしない。学生の心に傷がつくからと言っているのを耳にしました。
やる気がなかったり、適性に問題があったり、勿論成績不振の学生にとってはAさんは菩薩のような人でしょう。
ですがそんな連中に将来身を任せる事になる患者さんにとっては、災難としか言いようがない。Aさんの無責任な考えで、学生が心に傷を持つことは避けられたかもしれませんが、将来の医療過誤の種をまいたともいえます。
成績不振は将来挽回できても(やる気さえあれば)、やる気のなさと適正は将来何とかなると言う保障は何もありません。皆さん(私や医療職も含めて)が利用者(患者さん)としたら、そんな人に身を任せたいか?
否ならAさんの考えの是非は言うまでもない事だと、私には思えます。
京都大原記念病院にも理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の学生が日々実習に励んでいます。実習指導者が日々頭を悩ますのは、どう指導すれば学生が理解できるのか、言動に変化が見られるのか、そして成績をどうつければいいのか、です。
学生をどう指導すればいいのか、は実際に私自身が学生と接する事がないので、なかなか具体的にアドバイスする事は出来ません。
ですが成績に関して悩んでいるときは、いつもこう言います。
「そいつと一緒に働きたいなら合格。一緒に働きたくないなら不合格」 いい加減ですか?それとも厳しいですか?
実際には「採用はしたくないけど合格」と安易に合格にする実習指導者はそこかしこの病院にいるんです。雇う側にすれば勘弁して欲しいですし、利用者(患者さん)の立場からすれば絶対にやめてほしいことだと思えるのですが、皆さんはどう思いますか?
配属
2012年5月01日(火)
新人の研修も8割り方終わり、本日から各病棟に配属となりました。
新人諸君はかなり不安でしょうか?
笑顔に緊張感が見られます。
確かに研修中は常に先輩やコーチがついていたので安心でしょうが、
今日から1人で提供する事になります。
慌てず騒がず研修を思い出して下さい。
・まずは準備
・それから安全確認
・報連相
決め手は挨拶でしょうか。
今日は新人にとっては2回目の長い1日になりそうです。
※1回目は研修初日だと思います。
近くで見に行くと緊張するでしょうから、ここは遠くで見守っています。
利用者に何とか会話をしたり、
利用者に何とか訓練をしたり、
利用者に何とか安心させたり、
一生懸命の姿が見て取れます。
しかし、ここからが本当のスタートです。
一時の事ではありません。
これから先は長い道のりです。
いろんな事が待構えています。
しかし、今日この日の気持ちを忘れずにいて欲しいものです。
手足に額に汗をかきながら必死に訓練をしたこの日を。
私も20年前の姿をいま思い起しております。
私も同じであった事を。