京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

橋本

ヒトにも及ばない

2015年7月28日(火)

パソコンが一般的になる1995以前にSF雑誌で読んだ小説(とは言わないか)に未来のパソコン取扱説明書と言うのがありました。随分昔のことで誰が書いたのかも、タイトルも忘れてしまってますが、その取扱説明書を読み進むうちにそのパソコンが生きた猫の脳を使ったバイオコンピュータと言うことがだんだんに判ってくると言うホラーな内容でした。

 

先日日本のスーパーコンピュータ「京」がまた世界一に帰り咲いたとのニュースがありました。スパコンと言っても、実際には動物の脳と比較すればどの程度の機能なのだろうかと思いまして、ちょこっとだけネットを使って調べてみました。

 

処理能力としてはヒトと比較するまでもなく、スパコンはだいたいサル並らしいです。

計算速度はヒトの脳が1秒で出来る計算がスパコンだと40分程度(2014現在)。

必要電力はヒト12W、スパコン「京」なら12700W。

月の維持費がヒト10~20万、スパコン「京」なら7億円に近い。

大きさはヒトの脳はヒトの頭部並、スパコンは体育館並。

 

もっとわかりやすく言えば、ヒトの脳の0.002%の能力がスパコン

 

「サメの脳みそ」と揶揄される元首相もいますが、う~~~~ん、やっぱ凄いぞニンゲン。

 
昨日家の中を飛んでいる蚊を追いかけながらこいつの脳みそってパソコンのスペックで言うならどれくらいだろうと考えたのが、今日のブログのきっかけ(結局よくわからなかったけど)。

 

別に人間の脳に限ったことではありませんが、生物と機械の比較の際に圧倒的な違いを感じるのは「効率」です。

 

スパコンに使用される電力と費用のかなりの部分が冷却用に使われていることを考えても、熱効率の悪さが想像できます(その熱を発電に変えるってことはされてないんだろうか)。
人間の脳はスパコンよりもはるかにハイスペックにも関わらず、それほどの熱を発しないし、そもそもそれほどの電力も必要としていません。

頭蓋骨と言うあれだけのスペースにギュウギュウ詰めにもかかわらず、メンテナンスフリーで70年以上正常稼働。スパコンは無故障連続時間24時間で凄いと言われる様。

 

スーパーと言ってもヒトにも及ばず、サル並ですからねぇ。

 

とにかく今日は蚊に刺されたところが痒いです。

 

次回私のブログは8/2です。


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