大原の地
2016年2月10日(水)
当院の立地する大原は歴史の舞台にも度々登場しますが、
聖徳太子が父・用明天皇の菩提を弔うために創建された
寂光院はその中でも特に有名でしょう。
その名を広く世に知らしめたのは、平清盛の娘である
建礼門院徳子の隠棲の地としてです。建礼門院徳子は源平争乱の時代、平家一門が壇ノ浦の戦いに
敗れ、建礼門院は息子である安徳天皇を抱きかかえて海に入水し、
安徳天皇は亡くなりますが、建礼門院は源氏方に助けられ、
ひとり京に戻され出家し、安徳天皇と平家一門の菩提を弔うために、
隠棲の場所となる寂光院に入ったとのことです。
ここ大原の地は、歴史的にも観光的にもとても興味深い
地でありますが、職場として通っているのでなかなか
散策しようという機会もないまま10数年が経過してしまいました。
身近すぎて魅力を見過ごしてきた感があります。
せっかくなので暖かくなってきたら家族で散策して
みようかと思う今日この頃です。