少子高齢化
2016年2月18日(木)
余りにもつまらないタイトルですね。
今週は予告した通りこの記事について。
一昨日、老人ホームで介護職員が老人を投げ殺したと逮捕されたこともあって、介護と殺人について書くつもりではありません。
加害者と被害者のバックグラウンドにちょっと興味を惹かれました。
要するに養子と養親の間なのですが、養親と言っても実の祖父母です。
後日の報道がほとんどなかったので、詳細はわからないまま、愛読の週刊誌でも後追いがなかったのですが、要するに実の母が息子を実の祖父母のもとへ養子に出して面倒を見させていた、と言うことでしょうか。
それぞれ家族にそれぞれの事情があるわけですから、それが良いとも悪いとも簡単には言えません。
ただつい最近も身近なところで、実家の祖父母が体調悪いので仕事をやめて田舎に帰り、祖父母の田畑を耕す云々と言う話を耳にしました。それはいいとしてもその祖父母の実の子供たる両親は何しているのかと聞けば、母は同居で父親は地方へ出稼ぎとか。
この話にもどのような事情があるかもわかりませんから、一概に良し悪しを言えるものでもありません。
現役世代の親御さんに問いたいのですが、将来自分の息子、娘にぶら下がりたいですか?子供の将来を自分の都合で変えさせたいですか?
長男だから、跡取りだからと実家に縛り付けるのが当然ですか(物凄い反論や炎上も覚悟ですが、ここは別の機会に私の考えを)?
少なくとも自分のことはともかく、子供の将来を潰したいと考える人はいないものと思います。
色々な事情があって、わが子に縋らなければならないこともあると承知しています。
大事なことは子供に頼らないですむようにどれだけ考えて努力しているのか。
以前に教育とは親の庇護を必要としなくても一人で生きていけることとしました。
遅くとも大学卒業後は援助がなくとも生活できなければならないし、親の援助を期待しないと同時に親への援助もしないが理想かなと思います。
先にも書きましたが、それは理想であって様々なな理由で出来ないことがあることも当然でしょう。
ですが「当然」のように子に縋ろうとするのは違うと思います。
赤穂の話でも自分の息子に我が親の面倒を見させるのではなく、まず自分が親の面倒を見るべきではなかったか。安易に息子を養子に出して給料のほとんどを養親の生活と介護の費用にあてさせるのが平気だった(のはずはないと願っています)のでしょうか。勿論自分自身が病弱で無理など事情があったかもしれません(かといってわが子を養子でと言う解決法以外にあったとは思うのですが)。
あるいは祖父母の田畑を代わりにと言う話も、まずは出稼ぎの父親(息子)がどうかするべきで、とりあえず仕事を辞めさせずとも息子同様孫にも仕送りをお願いすると言うことでもよかったはずです。
一足飛びに仕事辞めて祖父母の面倒見て田畑見ろと言うのは、何か我が子を所有物にみているようで釈然としません。
少子高齢化は社会の担い手(働き手)が減ると言うだけではなく、当然のように我が子に頼れない時代でもあるわけです。
現役親世代は今から備えておかないと子供の将来が暗いものになりかねません。
次回私のブログは2/25です。