京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

橋本

申し訳ない

2016年8月25日(木)

以前は就職見学の電話受付をリハ部でやっていたので、担当の私が必然電話を受けることになっていたのですが、今はそれも人事が一手に引き受けてくれているので、外線電話を受けることも滅多になくなりました。そもそも急用と言うのはなかなかに生じないので、メールが発達した今は電話を掛ける機会も受ける機会も減ってきています。怪しげな勧誘の電話さえかかってこなくなりました。

 

最近は外線と言えば、たまに学校の先生からかかってくるぐらい。

そんな中で先日昔々(20数年前)担当していた患者さんからお電話いただきました。

不思議なもので、スタッフの顔と名前を覚えるのは四苦八苦しているくせに、患者さんの名前を聞いただけで何の障害だったか、どういう状態だったか、家族構成がどうで等々思い出すってのは(そういうものだとわかっていても)不思議なものです。

 

要件自体は「声が聞きたくなって」だそうです。

 

「あの時はお世話になって」は定番通りかもしれませんが、こちらは思わず「大したこと出来ずに申し訳ありません」と言ってしまいました。

 

あの頃間違いなく一生懸命仕事をやっていたつもりですが、あまり頭を使っちゃいませんでした。もっといろいろ出来る事があったはずなんですが、今となっては後の祭りです。

 

それは20年の時間を経て「経験のなせる業」ではなくて、経験がなくとも「頭を使って」さえいればできる事が沢山あったはずと言うことです。

人間だれしも経験すればそれなりにスキルは上がるものです。その経験不足を補うために頭を使わないと駄目なんでしょうけど、今思えば全然でした。

 

お金を払っていただいてサービスを提供している以上、本当の事だとしても「大したこと出来ずに申し訳ありません」は言っちゃあいけない言葉ですが、つい出てしまいました。

 

本当、申し訳ない…

 

次回私のブログは9/1です。


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