京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

橋本

失敗したら(その3)

2012年2月17日(金)

最近ここ2ヶ月ほどの間に、3回怒鳴りました。それ以前に怒鳴ったのはもう10年以上も前です。

私に怒鳴られたのはみな20代の若いスタッフ4人です。彼らは怒鳴られるほど悪いことをしたのか…。

結論から言えば彼らの失敗自体は怒鳴られるほどのものではありません。

誰しも失敗はあるものです。私にだってあります。

 

ではなぜ怒鳴られたのか。

謝罪もなく、言い訳に終始していたからです。

最近の若い人に多いのでしょうか。自分がしたいことにやりたいことに拘泥するあまり、周囲にどれほど迷惑をかけようが、まったく意に介さず、注意されても謝罪や改めるどころか、言い訳だけしてさらにゴリ押ししようとする人がいます。

そういう人は何故事態が悪化しているのか理解できず、誰かに注意されるまで、謝罪することさえしません。

 

失敗したら謝罪。言うまでもなく基本中の基本ですが、できない人が増えているようです、残念なことに。

そういう若いスタッフの実態を見て、「一体養成校は何やっている」と憤る人もいます。

そう言いたくなる気持ちはわからんでもないですが、謝罪は専門学校や大学で教えてもらう高等技術ではありません。それまでに培っておくべきものができていないと言うことでしょう。

それは親の問題でもあるし、小中高教育の問題なのかもしれません。そうして間違ったものを、最低でも18年間培ってきたものを、わずか3~4年で修正できるわけもないでしょう。

 

わが子を叱る時はいつもそんなことを頭の片隅で考えています。


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