京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

岩崎

認認介護

2012年2月12日(日)

老老介護については一般的に知られる言葉となりました。

しかし、認認介護についてはまだまだ知られているとは言えません。

認認介護とは、認知症の方が認知症の方を介護する。例えば、認知症の夫が認知症の妻を介護すると言った話です。

どちらも介護が必要であり、どちらも主介護者である状況。

 

 

まさに五十歩百歩。

 

 

 

核家族であればこそ、出来れば元気なうちに話しておかなければならない事の一つと思います。

子供さんもしくは親戚もしくは信頼できる方々へ意思を伝えておくと善いのかも知れません。

なぜなら、

近頃、息子娘さんはキーパーソンではあるが、他府県在住である事例も多くなってきました。

息子娘さんは週に数回は来られ、手続きや保証人といった具合の役目でしょうか。

そのため実質は核家族であり、老老介護であり、その主介護者(入院されていない方)が軽度認知症を思わせる様な事例も見られます。

ですからカンファレンス前にはキーパーソンから家族状況をお聞かせ頂き、主介護者への問題も見落とさない様進めるのですが、

 

いざ、カンファレンスになると、

息子さん娘さんは『お父さん、お母さんどうしたいの?』とお聞きされます。

 

息子さん娘さんは軽度認知症とは分かってはいるのですが、

この様な言葉が出てしまうそうです。

 

意思を事前に伝えるのは、難しい事かもしれません。

しかし、困ったが無い様にはしていきたいものです。


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