散歩での出来事
2012年2月16日(木)
日頃の運動不足解消にはならずとも気分転換にと散歩をしました。
私の住む町は坂道もあり、田畑もある所です。
天候は曇りでしたが、久しぶりの暖かい日でしたので、快調に歩いていた所、電動セニアカーを運転するお年寄りを見かけました。
その方は、鍬を肩に担いで運転されていました。
農作業に出かけるんだな程度しか思っていませんでしたし、危ないなとも思わず何気ない景色の一部でしかありませんでした。
その時、突然目の前から消えました。
一瞬の出来事でびっくりしたのですが、よく見ると土手から滑り落ちていました。
その方はたいした怪我もなく良かったのですが、電動セニアカーは横たわり一人で持ち上げるにも重く、近くの交番に助けを呼びに。
何とか土手から引き上げる事はできたのですがハンドル・ライト等、破損して運転できる状態ではありませんでした。
そんなこんなで修理屋さんに連絡して待っている間、警察の方と
この所、電動セニアカーの事故が年々多くなっているとお聞き致しました。
電動セニアカー利用する方々が増えた事もあるのでしょう。
その方は一人暮らしで農業を趣味としているとの事。
以前は兼業農家だったそうです。
子供さんはお見えですが他府県に在住。
子供さんは農業を継ぐ気もなく、逆にこっちに来ないかと誘われている。
しかし、農業を辞める決心がつかず、今に至っているとの事。
何か複雑な思いを感じました。
農業を辞めたら、誰かにお願いしなければ耕作放棄地となるし、
住み慣れた所から離れるも。
だから、本人なりにはがんばって電動セニアカーで畑にお買い物にと使われてるそうです。
なんだかんだで、いろいろな背景があるんだと考えさせられました。