育ての恩
2012年2月11日(土)
私は小さいころから、
「親の面倒をみるのは当たり前で、育ての恩を返すことだ」
ということを母から教えられました。
そんな母が、
ここ数年、母は自分の母親(私から見れば祖母ですね)の介護を経験しまして、
最近、少し人生観が変わったとの話をしてくれました。
母親(祖母)のいないところでは、介護に前向きになれるけど、
本人を前に介護をしていると、
「こんなこと言ってたくせに」とか「昔からああいうところが嫌やった」
みたいな事ばかり考えて、育ての恩など吹っ飛んでしまうと。
また、
祖母は、認知症も患っていたのですが、
元気な頃のさまざまな事情への感情から、
どうしても病気として捉えられなかったと。
なので、
なかなか、育ての恩だけで介護をするのは難しいなぁと、
血のつながりよりも普段の関係性が大事だなぁ・・・・という話でした。
あらためて親子や夫婦の関係性について考えさせらる機会になりました。