五合。
2014年8月28日(木)
先日、NHKで長らく時代考証を担当されていた方の考証本を読みました。
お酒や米の容量を計る単位の合ですが、
一合(いちごう)、二合(にごう)と読んでいって
五合は(ごんごう)が正しい読み方です。
私の実家は寿司屋でしたが、米のときも、燗付けのときも両親は五合を確かにゴンゴウと言ってました。祖母も確かにそう言っていたのを覚えています。
ですから私も実家にいることはずっとゴンゴウと言ってたんですけど、米にしても酒にしても一度に扱う量として、商売しているか大家族でもない限り、五合は多すぎるから、使うことも少ないですよね。いつしか私自身も言う言わないどころか、そう言っていたことさえ本を読むまで忘れていました。
おじいちゃん、おばあちゃんがいて、両親がいて、兄弟が少なくても3人もいれば、五合というのは日常的な数字として、ゴンゴウと今でも誰でも言ってたのかもしれません。
こんな感じでちょっとずつ何かが忘れられていくんですね。
「ダイアルする」なんて言葉も完全に忘れられるまであと少しでしょうね
次回私のブログは9/3です。