京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

橋本

学生の頃 国試と就活の話

2015年2月06日(金)

2/6です。17年前の明日から長野オリンピックが開催されています。

 

今年は理学療法士、作業療法士の国家試験が3/1(発表3/30)となっています(言語聴覚士は2/21、発表3/27)。

 

たまぁに若いスタッフや学生に私のころの就活や国家試験についてどうしてたのか聞かれることがあるのですが、実際のところ人にほめられるようなことは一切していないです。

 

国家試験まであと2か月を切った1月中旬、私は教官室に呼び出されました。

教「お前、このまんまじゃ国家試験、やばいぞ」

私「はぁ」

教「ここ最近の模試の平均が60じゃ、危ない」

私「はぁ」

教「このまま模試の結果が良くなければ卒業できないし、出来なきゃ国試も無理だな」

私「はぁ」

教「どうするよ」

私「頑張ります」

教「頑張るじゃ駄目だろ。数字で目標立てろ」

私「じゃアベレージ80で」

とまぁそんな将来がかかっている割には、軽いと言えば軽いやり取りがありました。

 

さらに1週間後、教官室に呼び出されました。

教「お前、就職どうするんだ?」

私「はぁ(国試危ないって言ってたくせに、就職の心配までさせんのかよ)」

教「お前だけだぞ。就職活動まったくやってないのは」

私「はぁ、私だけですか」

教「どうするんだ」

私「どっかあるでしょう」

教「バカたれ、いい加減決めろと言ってるんだ。あてはあるのか」

私「ないです」

教「じゃここ行って来い(大原記念病院の求人票を見せられる)」

私「はぁ、来週でも見に行ってきます」

 

と言うわけで確か1/29~1/30の予定で大原記念病院を見学に行きました。勿論怠惰でいい加減な私はそれ以外に施設見学などするつもりもなく、当時副院長だった理事長に「よろしくお願いします」とあいさつしてさっさと就職決めて帰ってきました。

 

当時理学療法士や作業療法士の国家試験受験者数は毎年それぞれ1,000人にも満たず(800人くらいじゃなかったかな)、業者が参入してきて全国模試をやってくれるなど望むべくもなく、模試と言っても各養成校で教員お手製の試験問題と過去10年分の試験問題をあたっていくだけでした。

アベレージ60をいきなり80と言うのは無茶なような気もしますが、実のところ60点と言うのはまったく勉強していないでの数字でしたから、過去問題からばかりの模試であれば、前日にちょっとやればできると考えていました(勿論だからと言って国試が安泰だったわけではありません。ただ模試の点数を取るのに長けていたというだけです)。

 

就職先を決めるにしても、随分といい加減だとは思いますが、正直就職先に何の期待もしていませんでした。それは否定的な意味ではなく、とにかく働ける場所は間違いなくあり、就職先の良し悪しを決めるのは半分は自分の働き次第と考えていました。当時何より心配だったのはどこであれ給料に見合っただけの働きを自分ができるかだけでした。

 

それでもいい加減だったことには違いないですし、ここで30年近く働くことができたのは、一番に運としか言いようがないです(あとは上司、部下に恵まれた。これも運です)。

 

次回私のブログは2/12です。


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