あと2日で226
2015年2月24日(火)
今日そろそろ隠居するつもりと言っている職員の方と病院の廊下で行き交いました。
「温かくなってきたので、(病院内を)うろついています」
と笑っておられました。確かに昨日今日と暖かさを感じます。
明後日は79年前に226事件が起こった日です。
その年に生まれた方でも今年79歳。事件の何たるかを理解できる年齢が10歳だとしても今年89歳。当時のことをよく覚えておられる方も少なくなってきたことと思います。
私がこの病院へ就職したのが事件後半世紀経過していましたが、当時はまだまだ当時のことを覚えているよという患者の方も多かったです。
当日事件があった東京は大変な積雪だったということは、当時のことを題材にした映画やテレビ、本で私も知っていました。
事件のことをよく覚えているという方も、京都在という人がほとんどで、東京で事件を目の当たりにしたという方にはお目にかかっていません。
「あの日は京都もすごい雪でしたよ」
以前の私の担当患者Tさんのおかげで79年前の京都も随分寒い日だったことはわかりました。
昨日、今日の陽気はたまたまの陽気でしょうか、80年近く前より温暖化が進んだ結果でしょうか。
寒気厳しい2月でも近年のこの時期の積雪は少ないような気がします。
今や明治生まれの方もほとんどいらっしゃらない現代(末年生まれでも100越えてます)。
別に劇的な歴史の生き証人の話を聞きたいという訳ではなく、明治、大正、昭和と随分と遠くになった時代の日常を知る方々の話を、直接聞けなくなっていくのは、「畜生、残念!!」と思う今日この頃です(20代の頃はあんまり興味なかったもんなぁ)。
そんなこと考えるのも私の個人的な興味に過ぎませんが、高齢者の方からいろいろと昔のことを思い出して話していただくという行為は、認知症の予防や進行抑制にも効果が期待できるらしいです。
「わしの若い頃は…」そう語っていただくのも、リハビリの一つです。
次回私のブログは3/2です。
ただ今、22:54。いやぁ、会議会議で今日はアップデートが今になっちゃいました。