京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

土井

普段動かすこと

2013年7月19日(金)

外来のクリニックの担当になってから、1月以上がたちました。

外来の役割であったり、外来でのリハビリ的な効果を考える日々が続いております。

 

そんな日々の中で、

自主トレーニングが大事だと、痛感することが増えました。

そして、日々動かす・使うことが大事だということも同様です。

要は、「宿題をやること」と「日々の生活習慣」ですね。

(昔、親や先生からそう言われたし、息子たちにも言ってしまうことがあります)

 

クリニックを受診された方とお話していると、

「入院中より、できなくなった。動けなくなった。」とか

「入院中に思ってたより意外に大丈夫。」

という声を聞かせていただくことが多くあります。

その中で、いろいろ聞いていると、

日々の生活習慣の中で、動作や自主訓練が、

「何もできないからしてない」とか「訪問リハとかデイのときだけ・・・」

という方のほうが、入院中よりできなくなった・・・と仰られる方が多いようです。

目先、動く動かないに目を向けて、やるかやらないかになりやすいですが、

何とか工夫して、実際使ったり、やったりすることができるかどうかが

大きな差になります。

 

古い昔から、「馬鹿と鋏は使いよう・・・」と言いますが、

切れない鋏でも使い方によっては切れるように、未熟な人でも仕事の与え方によっては役に立つ

という意味にならって、

動きにくい手や足でも、日々仕事をさせることができるかどうかが、カギです。

「使いよう」と思うか思わないかは大事なことですね。


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