歩く介助どうしてますか?
2012年7月25日(水)
介助方法にはそれぞれ理由があります
歩く時に両手を前から持って、引いてあげる方法は、よく見かけます。
これは介助者が先に立って歩き、進行方向に介助者がいる。介助者が見える、介助者を持っているという誘導しやすく、安心感が生まれる方法です。
例えば、子供や目がよく見えない方、行き先に不安が強い方には、比較的よく使われています。
ただ、この方法は介助者は既に両手で相手の両手を持っているため、相手がこける時に、支える事はできません。ですから、転けやすい方の介助にはあまりお勧めできません。
そして、
歩行練習中にリハビリスタッフは、患者さんの横や後ろから位置を変えたりしながら介助する事が多くなります。
これは、介助だけでなく、運動の操作もしている事が多く、同じ患者さんであってもする内容に合わせて立ち位置や、手で触れている位置が変わります。
歩く人を介助する時は、
介助の目的が誘導なら手を引いてあげる方法でも良いのですが、
目的が転けないようにとか、転けると危ないからだと、横からサポートするのが一般的ですね。
両足にあまり力が入らない人をなんとか歩かしてあげようという目的だったら、後ろから支えるのが良いかもしれません。
ほかにも、杖や歩行器など道具も検討するでしょう。
同じ歩く介助でも、その人の状態によって、その介助目的を達成しやすい方法を考えてすると互いに楽になります。
これは、歩く介助だけでなく、どんな介助にもいえる事です。
そのお手伝いも
リハビリスタッフはもちろんですが、それ以外の回復期リハビリテーション病棟やデイケア、デイサービスなどの看護・介護スタッフの仕事でもあります。
介助方法を担当の方にぜひご相談ください。
気づいていない何か良い方法が有るかもしれません。
もしその時思いつかなくても、一緒に考えてくれますよ。
自分一人で悩むより、そばにあるたくさんの知恵を使いましょう。