京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

どんなこと

竹内

やりがい

2015年5月20日(水)

いよいよ、次年度リハビリテーション採用のための養成校への営業活動が始まります。
明日は北陸地区への養成校を回ります。
今年から、養成校へに学生さんに対して、出張授業も展開してまいります。
これから出張授業の宣伝をします。是非、講義の依頼してください。
よろしくお願いします。

さて、私は4月より御所南リハビリテーションクリニックから京都大原記念病院へ異動となりました。前職場でも気にしていた事は、現在も継続します。

私が気をつけている事は、スタッフが常日頃から笑顔で働いていることです。

患者さんの笑顔も大切ですが、その先には必ずスタッフの笑顔があるはずです。

笑顔の多い職場は、やりがいが沢山あるはずです。

へんなこと

橋本

数字のごまかし

2015年5月20日(水)

やってしまいました。

昨日ブログの順番だったことを完全に失念していました。

順番が前後しますが、書いておきます。

 

この前の日曜日に大阪では大阪都構想の賛否を問う住民投票がありました。

別にこの構想の賛否に関心はありませんが、賛成派、反対派の主張を読んだり聞いたりしていると、「数字のごまかし」を皆さん使っているなぁと思うことが多々ありました。

「数字のごまかし」とは何も1+1=5などと言う事実とは異なる数字に置き換えることではなく、1+1=2としてもその見せ方で受け取り側の印象を180°変える方法の事です。

 

例えば府と市の二重行政を解消として業務の一体化を図るものの、従来の市行政の独自業務だけは別途事業所を作る。その事業所の担務する業務が100もあるようでは業務の一体化とは名ばかりではないかとある識者の方が雑誌に投稿していました。

意図的かどうかはともかくここには重大な情報が書かれていません。一体どれだけの業務が一体化されたのか。

一本化された業務が50で、されなかったのが100であれば、主張の通りです。

でも一本化された業務が1000で、されなかったのが100であればどうでしょう。

 

これを書いたのは大学の教授ですが、こういうことも考えず100と言う数字だけを捉えて主張したのであれば、大学教授としての見識を疑いますし、知っててあえて母集団の数字を伝えず100と言う数字だけを書いたのであれば(こういう場合間違いなく主張者にとって都合の悪いデータなわけですが)、自分の主張を押し通すために手段を択ばない信用できない人間と言えます。

 

こういったものは勿論医療に関するものでもあります。専門家同士ではこういうごまかしもなかなか出来ませんが、一般の人に説明する場合には使う人もいるようです(意図的かどうかはわかりませんが)。

 

例えばある習慣(何でもいいんです。早寝早起きでも、飲酒でも、散歩でも、浴槽に入るのはどっちの足からかでも)と癌の発症率の因果関係と言うことで、ある習慣を持ってない人は持っている人の3倍癌の発症率が上がる、となったらどうでしょう。3倍ともなればなかなか無視できない印象はあります。

ですが実際の発症率が

習慣あり 1%

習慣なし 3%

だったらどうですか?

 

いやいやこれでもやはり3倍になるからと言う人もいるでしょう。

ではこれだったら?

習慣あり 99%

習慣なし 97%

要するに癌にならない率を表記したら皆さんの印象はどうでしょう。

 

いやいやいや10000人の中で考えれば、100人か300人かという話になる。これはなかなか無視できない。と言う方もいるでしょう。

確かにそうですが、遺伝子的に欧米系ではそうだが、アジア系ではありえないとなればどうですか。

90歳以上であればとか、ブタクサとタロイモ双方のアレルギー患者であればとか、3回以上免許停止になった者に限るとか条件が付いていたとすればどうでしょう(たいていの場合は何がしかの条件が付いています)。

 

数字が無意味だと言ってるわけではありません。その数字が一体何の数字からどういう過程で生み出されたものか承知せずに、提示された数字のみであぁでもないこうでもないと言っても無意味だと言ってるんです。

 

リハビリテーションでもそんな話があります。

Aと言う運動療法が脳卒中の運動障害を80%改善するとします。

誰もがそれはすごいなと感じることと思います。

でも

Aを使わなくても、従来通りの運動療法でも80%改善するとしたら?

 

どちらも同じだけの期間と同じだけの手間暇とすれば、あえてAを使う必要はないでしょう。

 

これが薬物療法となるとまた話が変わってきます。

Dと言う新薬での治療実績80%。

Cと言う従来の薬での治療実績80%。

だったらわざわざ価格が高い新薬のDなんか使わずとも、Cでいいじゃないかとはならないんです。

薬の場合は副作用の影響でCと言う薬を使いたくとも使えない人にはDという新薬は朗報です。

 

運動療法には禁忌と言う観点からは使い分けと言うものがありません。例えば心臓に負担がかかるから運動療法は駄目となれば、どんな運動療法でも駄目です。

要するに運動の場合、禁忌と言うのは量の問題であって質の問題ではないんです。

 

先に専門家同士ではごまかしがきかないと書きましたが、最近は理系でありながらその程度の数字にも弱いセラピストなんか沢山いますから、気をつけなきゃいけないのは一般の人に限りませんね。

 

次回私のブログは5/24です。

 

 

 

 

 

 

 

 

あんなこと

岩崎

あれやこれや

2015年5月20日(水)

あれやこれやでバタバタ過ごしております。

特に、人事異動や新入社員で人の顔ぶれも環境も変わり、一から仕事を覚え直したり、教えたりして思った以上に時間が掛かったりしております。

仕事だけではなく家庭でも地域の役員に選出され、休みはその引き継ぎと並行し運営に・・・タイムリーな日々を過ごしております。

※精神的に休まる日はいつ来るのかな?と思いつつ、嫌でもやらないと後で困りますので。。。

  メンタル的にもポジティブに動いております。

しかしながら、やる事が無いよりマシと思うようになりました。

特に、入院されている方々ならびに外来に来られている方々にお聞きすると、「今は何もしていない」「今は何もできない」とお聞きしたとき、元気でやる事があるのは本当に幸せなのかも知れません。

しかし、自らやる事を見つけていくことも必要であると思います。

少しでもできる事を増やしていく事も大事ですが、やる事を見つける・見つけ出す事もリハビリにとっては大事であると思います。

そんなやる事を感じさせれるリハビリは、これから先、本当の意味で重要ではないかと思います。


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