ある日突然・・・
2012年5月21日(月)
今朝は『金環日食』ご覧になりましたか?
わが家ではいつも2~3回は大きな声を出さないと起きて来ない子ども達が「今日は金環日食やで」の一声で起きてきました。
小学生の息子は日食メガネを片手に「パパー太陽が三日月になった!」「リングが見えたー!」大興奮でした。
いつもはばたばた過ごす朝の時間が金環日食のおかげで楽しいひと時になりました。
話は変わりますが、
去年の5月末の朝、目が覚めると左耳に異変を感じました。
どう変なのか例え難いのですが、表現するなら耳の中で扇風機が回っているような感じ・・・
「そのうち気にならなくなるわ」と思い、朝食の準備等をしながら1時間以上経過しましたが一向に良くなる様子も無く出勤する時間に。
仕事中も扇風機は回りっぱなしで風量も弱から中くらいになってきています。
「耳鳴りが治らへん。メニエールやろうか・・・」と冗談交じりに話していましたが、内心はとても不安です。
スタッフの勧めもあり仕事が終わってから耳鼻咽喉科へ。
診断は「突発性難聴」・・・点滴と服薬で治療する事に。
主治医から「突発性難聴は異変を感じて直ぐに治療を始めるかどうかで予後が大きく変わる。早く来てもらって良かった。」と言って頂きました。しばらく耳鳴りは続きましたが、私の場合は異変を感じた当日に受診し、早期に治療開始できたので今は耳鳴りを感じずに生活できています。
以前、この部ログのスタッフ紹介で健康優良児と紹介してもらいました。
本当に健康優良児で子どもがインフルエンザ、マイコプラズマ肺炎になっても感染することなく、熱を出だしたり風邪をひくこともほとんどありません。珍しく鼻をグスグスいわせていると、「風邪ですか?珍しいですね。」と声をかけられるくらいです。
「鬼の霍乱」と言われることも・・・
何でもそうですが早いうちに対処していたら簡単に済んでいたことが、後手になることで長引いたり、取り返しがつかなくなることもあります。
『このくらい・・・』と思った時に誰かに相談したり、専門家に診てもらう・・・
後悔しないためにも『このくらい・・・』を侮らないようにしましょうね。
就活シーズン 〜あなたのやりたいことは?〜
2012年5月20日(日)
気がつけば、5月も半ばをすぎており、
一般の大学生では、就職内定を頂いている方もどんどん出ている頃でしょうか?
一方、
我々リハビリテーション専門職の就職活動はと言いますと、
これからぼちぼち始まり、7月~11月頃がピークといったところでしょうか。
というのも、
そもそも国家試験合格できないと卒業できても4月から働けませんので、
その学力の無い学生は学校などから就活を止められることもあるのです。
(最近は就活自主規制の学生も多いようですが、変わった業種ですね)
これから、頑張って自分にあったところを見つけてくださいね。
さて、リハビリ系の学生の就活と言えば、まず修行ということで、
ほとんどの人は病院に就職されることになると思います。
では、将来的にはどの分野を目指しておられるでしょうか?
「超急性期病院」「一般病院」や「回復期病院」や、そのままという人もいますし、
「老健や特養などの施設」「訪問リハビリ」「デイケア」「教員」などなど、
いろいろと人生設計というか、考えもありますよね。
さて、今回の話題へ・・・。
回復期や在宅系に将来的に勤めたいと考えている方
逆に、急性期や最先端で・・・と考えている方
初めての就職先を選ぶときに、希望している分野に行く方が良いというお話です。
というのも、
時間や期間など、いろいろな制約や、その病院やサービスの役割があって、
その性質上優先されるものが異なるのです。
例えば、
「少しでも正常な方へ」「少しでも元に近いように」「少しでも安全に」「少しでも良いものを」
ということと、
「どうやったら生活していけるか」「どうやったら家族の負担が軽くなるか」「どうやったらできるだけ長く在宅で生活できるか」
ということのどちらが優先されるかによって、
往々にして、提供するリハビリテーションの内容が変わってしまうからです。
この辺りの感覚は、新人の頃から培われるもののようで、
乗り換えた人は大変な思いをされ、一から出発されるような感覚だそうです。
私は、就職関連の主な担当者ではないのですが、ときどき関わるときには、
就活のススメとして、そんなことを学生さんにお話しします。
当然ながら、当院に入職したリハビリスタッフは、
「患者・利用者とその家族の生活を第一に考え、行動する」
この点について、再三にわたり指導されます。
回復期病院〜在宅分野は、在宅生活の最後の砦として、
限りある時間の中で、生活能力に対するアプローチを削るような余裕はありません。
「今回、家で生活できなくなったら、一生そのままかもしれない」
そんな思いで、関わっていきたいと考えています。
本物は良いな
2012年5月19日(土)
先日、家族そろって相国寺美術館に行ってきました。
柄じゃない…あるいは縁(えにし)かな?その2
2012年5月18日(金)
さて本日は5/18はリハビリテーション部新人歓迎会の日です。既に採用から1ヶ月以上たっていての歓迎会とはちょっと遅いですかね。
部員だけで140余名。ゲストも含めると参加者150名を越える大宴会ですから、4月の歓迎会シーズンには場所が押さえられなかったそうです(既に2月から幹事は活動していたようですが…)。
さて今日は乾杯の音頭をとらにゃなりません。
乾杯の前にはちょっと挨拶もしなくちゃなりませんが、例年だと3/30のブログ「なるのは簡単?」のようなことを短くしゃべるんですが、もう飽きちゃったし、どうしようかなと思案中です。
気の利いたことの一つも喋らにゃならんのでしょうけど、そもそもそんな柄じゃありません。
私は毎日柄じゃないことを仕事として喋り、行動しているわけです。
私は京都大原記念病院グループでリハビリテーション部の管理者をしていますが、当初理学療法士になった頃の目論見とは大きくずれてきています。普通の会社員だったら違うんでしょうけど、技術職だったので役職者になると言う考えは欠片もありませんでした。在職27年目になりますが、九州出身の私としては2~3年で田舎に帰り、スタッフも10人までのこじんまりした病院に勤めるつもりでした。どちらかと言うと怠け者で、面倒くさがりで、勉強嫌いの私が管理職などというのは、学生時代を知る当時の教員や、同期からすれば「笑い話」のタネというか、臍で茶を沸かすような話です。
今では本来なるはずのない、なる積もりもない私が管理者になってしまったのも、一つの「縁(えにし)」かなと思っています。 (さらに…)
両立
2012年5月17日(木)
ここ数年小さな子どもを持つパパさん、ママさんスタッフが増えてきています。
以前は妊娠や出産を期に退職する女性ががほとんどで(調べによると、約7割の女性が第1子出産を機に離職されているそうです)、リハビリテーション部での産休、育休取得、復職は私が第一号でした。。。かれこれ12年ほど前のことですが、 上司と周りのスタッフの理解と協力のおかげで大きなトラブルもなく続けられました。
当たり前のことですが、小さな子どもがいると急に休まなければいけなくなることも2度や3度ではありません。特に1歳前後で保育園や託児所に入った子の多くは発熱や下痢、嘔吐・・・良くなる間もなく繰り返しています。
小学校就学前の子供が1人であれば年5日、2人以上であれば年10日の看護休暇が取得できますが、感染性の病気等にかかるとあっという間になくなってしまいます。近くに手伝ってもらえる親御さんがいれば負担も軽くなりますが、結婚しているスタッフのほとんどが核家族のためどちらかが休んで子供の看病をしています。(こんなこと書いたら怒られそうですが・・・)仕事の代わりはできますが、親の代わりにはなれません。子育てしていくことは大変ですが、喜びもそれ以上!
子供と一緒に親も成長していきます。
働くパパさん、ママさんもうしばらくの辛抱です(成長につれ急な発熱や嘔吐、下痢も減ってきます)。
育児は育自!
子育てと仕事を両立できる職場でありたいです。
あきらめない
2012年5月16日(水)
日曜日、晴天でしたので、釣りに行って来ました。
ただ、いつもと違うのはロッドならびにリールがない状態。
針と糸と疑似餌で釣ってみました。
実は釣りに夢中になりすぎて家族の約束事を守らず、釣り禁止としてロッドとリール等、没収されております。
釣り道具一式は、いまだ帰ってはおりません。
内緒で購入しようか考えましたが、ここは我慢・我慢。
そんな困難なんて、なんのその。
好きであればこそ、そんなの言い訳と思ったのですが、
でも、
やはり簡単にはブラックバスは釣れません。
手投げ釣りですので、
ポイントにキャスティングできません。
遠くに飛ばそうとするから数回で肩は痛いし、疲れるし、
もう、やめやめ。
しかし、ここは・・・好きであり、意地もある、プライドがそうはさせない。
絶対1匹は吊り上げるぞ。
あらゆることを考え、
ポイント移動(釣り場所)と、
道具の工夫(ロッドとリールに代わるもの)と、
体との相談(体力)。
ブラックバスの潜んでいると思われる所へ、
いざ、勝負。
1日かけて1匹はゲットできました。
小さなブラックバスでしたが。
そんな私を見て家族は呆れ顔でしたが、その日は叱られませんでした。
あきらめなかった、私の勝利。
仕事でも あきらめない=もがいてみる=くるしい=でもあきらめない この様にありたい。
しかし、現在でも道具は帰ってきていません。
コソコソ
2012年5月15日(火)
先日のエントリにも書きましたが、
今日は葵祭の予定でしたが、明日に順延になったそうです。
行く予定にされていた方は、ご注意ください。
さて、本題。
最近、朝も明るくなってきたためか、
親よりも早く子供が起きる日が度々あって、
5:30や6:00から小一時間のあいだ、我が子2人は遊んでいます。
親に何も言われず、心おきなく遊べる時間として楽しいのでしょう。
そんな中、先日ちょっとしたハプニングがありまして、
下の子が夜中に鼻血を出し、上の子も一緒に起きてきました。
鼻血は妻がなんとかしました。
しばらくして、不思議な電子音がする・・・と私が思って目を覚まし、
子供部屋を覗くと、
二人とも朝の着替えを終え、めいっぱい遊んでいるではないですか。
時刻はAM4:00。
どうやら、6:30頃まで2~3時間も遊んでから小学校や保育園に行ける♥
と思って、コソコソっと目一杯遊ぶ計画だったようです。
どう考えても体力的に1日もつはずも無いのですが、イケると思ったのでしょう。
朝弱いくせに、頑張れてしまうのが不思議です。
そういえば私も・・・と、自分の子供の頃、
親にみつからないようにコソコソしたりが楽しかったことを思い出しました。
人間、止められていることの方が、何故か頑張れるということが多くありますし、
反対する人の目をかいくぐった方がなぜか楽しい。
(でも、今となって思うと、お見通しなんですよね・・・何故か)
親に止められるようなことって、なんであんなに頑張れたんでしょう?
リハビリへのモチベーションについても近いものを感じることがあります。
たとえば、
「どうしても飲みにいきたい」という場合、
(あくまで事例ではありません)
飲むということを楽しむためには、やはり、
家族同伴ではなく一人で出かけることも必要でしょう。
後遺症を持つような病気の場合では、
「そもそも酒をやめよう」とか「もう行かなくても良いんじゃない?」
という判断が大人の対応だと思います。
(当然、医師から飲酒を止められている人は禁酒してくださいね)
そんな空気の中、
どうやったら行って楽しめるだろう・・・と、
そんな感じで、
自分で工夫し、いろいろと試行錯誤や画策している人のほうが、
モチベーションが高く、回復力があるように感じることがしばしばあります。
当然、障害が残り、目的を達成できないこともいっぱいあるのですが、
自宅に退院されたあとの結果はかなり違うように感じます。
大人な対応では生まれない活動エネルギーの凄さ、
浅知恵とはいえ、我が子の行動から成長を感じました。
慣れないこと...
2012年5月14日(月)
昨日は息子がお世話になっている少年野球チームのグランド清掃日。
季節が良くなったこともありグランドの周囲は膝の丈ほどの草が生い茂っています。
このグランドは週末に息子の野球チームが使用する程度で普段は使われていません。土日の練習の時に当番のお母さんやチームのスタッフが草刈していますが、これからの季節次から次に生えてくる雑草に頭を悩ませています(雑草が生い茂るとボール探しに手間取ります)。
これまた大原という土地に縁があるのかグランドも大原・・・
周りは畑や田んぼで自然豊かな場所にあるグランドに除草剤は撒けないので草刈はほぼ人力です。
昨日はグランドの雑草を根っこから除去する為に倉庫から取り出したのは『鍬』・・・
初めて使いましたが見よう見真似で土を耕すようにやってみると・・・これは優れもの!
手では引けない、スコップのような草引き用の道具でもなかなか抜けなかった根っこがザックザックと掘り起こされます(この方法が良いのかもわかりませんが・・・)。
一回一回が大きく掘り起こせるため、効率良く根っこから雑草をとるができました。
2時間程度の作業でしたが、始める前に比べると膝の丈ほどあった雑草もすっきりしました。
今朝目が覚めると身体中がガチガチです。
そう!
昨日の慣れない作業で全身筋肉痛になってしまいました。
スタッフには「次の日に筋肉痛が出るなんて若い証拠ですよ。」とからかわれ、今日はぎこちない動きで仕事をしています。
ところで、昨日の出来事をスタッフに話していたら、驚いたことに『鍬』を知らないスタッフがいました。
身近にないものではありますが、昔話や小学校の教科書にも出ているものです・・・使ったことがなかったり、見ることがないと記憶からもなくなってしまう・・・
少し寂しさを感じますね。
農業をされていたり、趣味で畑をされている患者様もたくさんいらっしゃいます。
今日のこの話が患者様との会話のきっかけになってくれたら、全身筋肉痛もほぐれてくるような気がします。
受け入れられていますか?
2012年5月13日(日)
色々な場面で認知症の方と接している人たちを見ていると、
看護スタッフ、介護スタッフ、リハスタッフ、
ご家族、お見舞いの方…、誰にでも当てはまるように思う事があります。
認知症の方に、
いつのまにか受け入れられる方と、
いつまでたっても受け入れられない方が
いらっしゃいます。
これは、
別に丁寧だったから、頑張ったからって
受け入れられるとは限っていませんでした。
受け入れられたのは、
認知症の方と対等に関わっていた人
受け入れられなかったのは、
認知症の方にしてあげている感がでている人
どちらも、まじめに相手の事を考えていたのですが、
そして、どちらかというと、受け入れられた人の方が、
会話を文字に起こすと、相手にあまり敬意が感じられない事もあります。 (さらに…)
研究
2012年5月12日(土)
今日は研究をするために必要な知識を習得する日。
これから研究に対して取り組んでいこうと思われる方々が宿題を持参して参加するのですが、
ワンツーマンでの指導であるため
緊張する事もなく、
人目を気にせず、
変な事も聞いたり、
なおかつ、時間もしっかり取ってある為、
安心してディスカッションされていました。
その表情は日頃では見たこともない活き活きとした表情でした。
その内容を聞いていると、
日頃、いろんな事には興味はあるものの、
『これはどうなんだろう?』
『あれはどうなんだろう?』
『それはどうなんだろう?』
とは想いながらも忙しいせいなのか通りすぎてしまう様です。
それがいつしか『それこそが当たり前』となってしまい、最後にはモチベーションを自ら落としてしまう結果になっているのかも知れません。
今回、この指導を横から拝見しながら今一度、基本に立ち返る事の重要性を感じました。
たまには再学習のために、教科書を開いてみようと思います。
そして、頭の中を整理整頓してみようかと思います。