京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

遠藤

きっかけ

2013年9月26日(木)

最近、息子が自転車に乗れるようになりました。
ある日までは、まったく乗れなくって、自転車を乗ろうともしなかったのに、
そのある日をさかいに乗れるようになりました。

 

で、その日は、息子の友達が自転車に乗れた日でもあります。
友達が、自転車に乗れるようになったことを自慢しに、我が家にご両親と遊びに来たのです。
そして、そのお父さんの誘いに乗って、久しぶりに自転車に乗りますと、
うまくそのお父さんに促され、のせられて、なんと、スタートしてしまえばまっすぐ走れるようになりました。
そして、止まりたいときはブレーキをかけられるようになりました。
そして、次の日には自分でスタートできるようになり、
1週間もしない内に危なっかしさはありますが、
家の前をぐるーっと走れるようになりました。

 

ながーいこと自転車は家の前に立てかけてありました。
時々乗っても進歩なく、ところが、友達と友達のお父さんと少し一緒に自転車の練習をすると、
少し乗れるようになり、そのうちあっという間に乗れるようになりました。

 

何事もできるきっかけがあります。
そのきっかけを作るのもリハビリの醍醐味です。

 

息子の場合は、仲良しのライバルと、おだて上手な友達のお父さんが、きっかけになりました。

 

できないことに取り組むのは怖かったり、不安だったり、恥ずかしかったり、苦しかったりします。

どんな人でも、何かをできるようになるには、強い気持ちが必要です。

そして、その気持ちを持ち上げてくれる人、的確なアドバイスをくれる人が居ると、より強くなります。
いつもとは違う刺激がきっかけとなったりもします。

 

そして、一度できるようになれば、もう、強い気持ちがなくてもそれを実行することができます。
リハビリは、常に何かを乗り越えるためにあります。
訓練や練習中は強い気持ちで取り組んで欲しいし、強い気持ちを作り支えたいですね。

あの人にも何か良いきっかけを作れないかな?ってね。

 

うちの息子が、休みの日だけでなく、保育園から帰ってからも自転車を乗りたがるので、
自転車につけるライトを買ってきます。
徐々に日が暗くなるのが早くなっていきます。
どんなに運転上手くなっても、ライトつけないと暗くなったら乗っちゃダメだね。


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