保障って何?
2014年11月28日(金)
先日、とある方から装具の相談がありました。
今まで使っていた装具が破損したことから、
先日、普段定期通院されている病院の出入業者で、
装具をつくりかえたのは良かったけれど・・・
体に合っていないと思う、傷ができる、とのこと。
さてさて、確認してみると、
明らかに足のカーブと装具のカーブが合っておらず、
装具の一部の部品が刺さるようなあたり具合で内出血している。
これは、曲げて添わせないといけないから、
買ったところの業者で調整してもらわないと・・・と伝えると、
これを曲げたらメーカー保証が利かなくなるから、
調整はできないといわれ、最初からこうだと。(・・・? 何で?)
結局、装具外来で対応を検討し、出入業者にお願いして解決しました。
でも、おかしくないかな?
業者やメーカーなど、
すべての関係者にも言い分があるのでしょうけれど、
装具を自費・10割負担で買う方は少ないわけですから、
保険や公費で納品した商品が、傷ができるぐらいの不適合のまま、
納品されるのをそのまま利用者に仕方がないと押しつけるなんて・・・
どんな商売でも
いくら顧客が希望する物を販売するのだとしても、
最低限のメンテナンスや調整が必要でしょうし、
納品時の不具合への対応責任は必ずあると思いますし、
その責任が果たせないのなら、取り扱ってはダメ・・・
というのは常識だと思うのですが、どうなんでしょうか。