京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

遠藤

無駄かな?

2012年7月31日(火)

この間、数人で集まってバーベキューしました。

炭をおこして、肉焼いて、そしてしゃべって、酒飲んで、

ここに心地よいBGMが流れるととっても気持ちがいいですね。

※三線を弾ける同僚が居るので、お願いして弾いてもらいました。

うちの息子のリクエストで、ウルト○マンとか、アン○ンマンまで弾いてくれました。

ありがとう!

別に何か生産的な事をした訳ではなく、ただただお金と体力と時間を消費しただけです。

でも、

消費して、疲れたにも関わらず休息がとれた気がします。

 

バーベキュー嫌いな人からした、日焼けするし、疲れるだけ良い事なしの無駄な事でしょう。

頑張った訳でもないですが、昼に外で遊んだらいつもより疲れます。

疲れたのに、元気になった気がします。

消費したのに、何か大事な物を得た気がします。

 

私にはこんな事が大事だと思います。

 

私たちは患者さんの生活を客観的に見ますが、

実際に生活の中では誰もが主観的に感じます。

 

客観的には無駄な事も、主観的に感じる大事な事の為に必要かもしれません。

人の趣味は無駄に見えても、自分の趣味は大事に思えます。

価値観が違うからこそ、客観的に見て判断する意味が有ります。

しかし、

客観的にしなければと思いこんで、

そんなのどうせ…だし、しなくていいよと言う前に、

少し相手を思いやって、その人らしい生活のアドバイスができたら良いなと思います。

誰かが楽しい事が楽しいのではなく
楽しい事は人それぞれですから

そんなこと

橋本

宗旨替え(あるいは祝ブログ50回目!!)

2012年7月30日(月)

齢(よわいと読んで下さい)50に近くなると、それまでの習慣や考えを変えることは難しいものです。

若いスタッフには頭が固い、柔軟性がないと言いながら、自分自身を顧みれば「どの口が」と思えることも少なくありません。

「過去の経験に照らし合わせて」と言いつつ、社会環境の変化に対応できていないこともあるやも知れません。

「時代の流れにそった」結果、皆がそう言っているから正しいわけでもないし、皆が反対しているから間違っているわけでもない。

今までにないことを決めるのはずいぶんと難しいものです。

 

私の好きな映画に「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」と言うのがあります。主演はアル・パチーノ(昔はパシーノと読んでいたのに…)です。ラスト近くで彼はこう言います。

「私はいつでもどちらが正しい道かわかっていた。でも選ばなかった。困難で苦しい道だからだ」

彼の言葉に従えば、しんどそうな道を選べば間違いなさそうですが、どちらも大変そうだったらどうするのか。

 

つい先日も1ヶ月も逡巡した上、今までとは違う考えに至ったのですが、どちらも大変そうでどちらが正しかったのかなんて、わかるのはずっと先の話でしょう。

 

かく言うこの文章を綴っているマシンは以前は「ちっちゃいプログラム屋の窓型XP」OSを搭載したものでしたが、この記念すべき50回目ブログは「リンゴ屋のアイリッシュ型」OS搭載マシンです。

これも宗旨替えと言えばそうでしょうね。15年も窓型OSを使い続けてきたのに、リンゴ屋の方が利用者本位ではないかと思えるようになった結果でした。

 

「利用者本位」それも間違いが少ない判断指針かもしれませんね。

 

次回私のブログは・・・いつだろう

 

明日(2012/8/1)でした。

こんなこと

高岡

チーム

2012年7月29日(日)

4年に1度の大イベント、オリンピックが始まりましたね。

昨日はお休みと言うこともあり、早朝からテレビに釘付けになり開会式を見ました。

このところの開会式は昔と違い、参加している選手もデシカメやスマホを手に思い思いに楽しんでいる姿がとても印象的でした。

今朝の時点で柔道、水泳、ウエイトリフティングの3種目でメダルを獲得。

日本選手の活躍から目が離せません。

 

ところで、

リハビリはスポーツと通じるところがあります。

スポーツ選手が一つでも多くの勝利を目指して頑張るのと同様に

リハビリをされている患者様は少しでも出来ることが増えるように、一日でも早く社会復帰出来るように頑張っていらっしゃいます。

時々「患者にも休みが欲しい」と言われることもありますが、限られた期間の中で患者様も一生懸命です。

 

だから、

当院では『監督:主治医』を筆頭に『コーチ、トレーナーであるリハビリ、看護・介護、MSWなど』がチームとして、患者様が息切れしたり、途中で脱落しないように身体面はもちろんのこと、精神面でもサポートしています。

このチームが強いチームになるように、コーチ、トレーナーである我々は知識や技術はもちろんのとこ、患者様のこれまでの生活、そしてこれからの生活を考えいく必要があり、これは各職種が統一した方向性を持って取り組むことでより強固なものとなります。

患者様がゴールテープを切れるよう我々もファイトです。

 

なでしこジャパンも決勝に進出しました。

暫くの間オリンピック観戦で寝不足の日が増えそうですね。

へんなこと

土井

印象に残る言葉③ -自分が動きなさい-

2012年7月28日(土)

前回の-手を鍛える-にも書きましたが、

とある厳しい先輩(私にとっては師匠ですが)から指導され、

体を張って、師弟もかくやという感じで徒手療法を中心に叩き込まれました。

そのときに、何度も言われたことは、

自分の下手くそな技術を戒めるための「大事なポイント」となっています。

 

その中で、しつこく言われたことは、「自分が動きなさい」でした。

〇〇法というような技術を練習していると、

見本の通りに動かそうと必死に手を動かしてしまいます。

また、見本通りに相手が動くようにと、自分都合に動かしてしまいます。

そんなとき、

「相手を自分都合に動かそうとせず、あなたが動きなさい」

「あなたがちゃんと動いたら、相手は自然といい感じで動かせる」

ときつく言われました。

それは、

自分が何となく腰掛けたり、立ち止まった位置から相手を動かそうとすると、

自分にとって、動かしやすい範囲や届く範囲、やりやすい動きをしてしまう、

ということでした。

技術を正しく使う・・・例えば、目的とする動きを相手にさせる、

目的とする動きをさせるには・・・その動きに合わせて自分が動く、

自分がうまく動けば、相手は自然と動かすことができる。

そんな感じでしょうか。

仮に、筋力的に無理な姿勢だとしても、それが必要であるならば、体を鍛えなさい・・・とも。

 

そのしばらく後、Vojta法をみっちり教わったときも、

先日、川平法の研修で霧島リハで教わったときも、

「あなたが動きなさい」「相手にあわせなさい」ということは、

再三、指導されることでした。

どんな手技でも、大事なことは似通っているということで、

それを自然とできる人が、技術やセンスがあるということかもしれません。

 

そして、私が人に教える機会に恵まれたときには、

やはり、同じことを(自分にも言い聞かせながら)指導することにしています。

こんなこと

岩崎

職能体験

2012年7月27日(金)

小中学生ならびに高校生の皆様は夏休みに入られているかと思います。

リハビリを目指そうかどうか迷っている方、

この機会を利用して職能体験してみては如何でしょうか?

しなさい、やりなさい、など無理な事は言いません。

※先方の了解もございますので・・・。

 

私事ながら高校生の時、運が良く職能体験をさせて頂きました。

その時、『楽しいよ』『気楽よ』『面白いよ』と期待したのが大間違い。

その担当者はいきなり、

『安給料だよ』『体を使う仕事でしんどいよ』『楽しい事は僅かで、苦しい事が多いよ』

世間が思っているほど良いものじゃないよ。

その様にまずはお話され、いざ現場へ

日頃から見慣れていない風景がそこにはあり、硬直致しました。

 ベットに横たわっている方々を横目で見ていると、

『よそ見しない、直視して』と一喝。

 何とか無事に終わった時には、疲労困憊。

しかし、

そうした中で、こんな苦労があるんだな・あんな大変な事があるんだなと、

私の考えは浅はかでした。

この時から本気で考えてみようと思いました。

 

そうした事を経て現在に至っております。

その職業を知る事は、実際に体験してみる事も一つの方法です。

その中から将来の職業探しも良いものではないかと思います。

こんなこと

高岡

沖縄

2012年7月26日(木)

先週、夏バテ気味だったのが夏風邪に変わり

やっと元気になってきました。

 

今日、明日とこの部ログを書いているスタッフ(Nちゃん)の一人が就職説明会のため沖縄へ飛んでいます。

多くの説明会はうちのボスがショコタンを連れ立って回られていますが、移動手段が飛行機となってしまう沖縄はNちゃんの担当となっています。

(ボスは飛行機が嫌い!!)

で、今回の説明会もショコタンを連れ立って真夏の沖縄へ行っています。

沖縄の学生さん、京都大原記念病院があなたの学校の就職説明会に来ていたら、京都大原記念病院のブースへ話を聞きに行ってくださいね。『秋吉久美子似』のショコタンに会えますよ。

そして、、、

良いことも嫌なことも、いろんな話を聞いて、京都大原記念病院に魅力を感じたら見学に来てください。

(夏の京都は沖縄より暑いらしい・・・)

あんなこと

土井

今日放送の「京都地検の女」をご覧ください

2012年7月26日(木)

先日、京都大原記念病院グループの「おおはら雅の郷」にて、

ドラマ「京都地検の女」の撮影がありました。

撮影は、過去に何度かあったのですが、久しぶりの出来事です。

田舎者の私なんかは、撮影があると聞くだけで毎度のことながら、ワクワクします。

予告編サイトはこちら

京都大原記念病院グループおおはら雅の郷で撮影された第2話は

本日7月26日木曜よる8時から、テレビ朝日系6chにて放送されます。

こんなこと

遠藤

歩く介助どうしてますか?

2012年7月25日(水)

介助方法にはそれぞれ理由があります

 

歩く時に両手を前から持って、引いてあげる方法は、よく見かけます。

これは介助者が先に立って歩き、進行方向に介助者がいる。介助者が見える、介助者を持っているという誘導しやすく、安心感が生まれる方法です。

例えば、子供や目がよく見えない方、行き先に不安が強い方には、比較的よく使われています。

ただ、この方法は介助者は既に両手で相手の両手を持っているため、相手がこける時に、支える事はできません。ですから、転けやすい方の介助にはあまりお勧めできません。

 

そして、

歩行練習中にリハビリスタッフは、患者さんの横や後ろから位置を変えたりしながら介助する事が多くなります。

これは、介助だけでなく、運動の操作もしている事が多く、同じ患者さんであってもする内容に合わせて立ち位置や、手で触れている位置が変わります。

 

歩く人を介助する時は、

介助の目的が誘導なら手を引いてあげる方法でも良いのですが、

目的が転けないようにとか、転けると危ないからだと、横からサポートするのが一般的ですね。

両足にあまり力が入らない人をなんとか歩かしてあげようという目的だったら、後ろから支えるのが良いかもしれません。

ほかにも、杖や歩行器など道具も検討するでしょう。

同じ歩く介助でも、その人の状態によって、その介助目的を達成しやすい方法を考えてすると互いに楽になります。

これは、歩く介助だけでなく、どんな介助にもいえる事です。

そのお手伝いも

リハビリスタッフはもちろんですが、それ以外の回復期リハビリテーション病棟やデイケア、デイサービスなどの看護・介護スタッフの仕事でもあります。

 

介助方法を担当の方にぜひご相談ください。

気づいていない何か良い方法が有るかもしれません。

もしその時思いつかなくても、一緒に考えてくれますよ。

 

自分一人で悩むより、そばにあるたくさんの知恵を使いましょう。

へんなこと

土井

相談にのってみたものの・・・

2012年7月24日(火)

先日の長男とのやりとりでこんなことがありました。

子「糊貸して」

親「この間、あなた達が使っちゃったので無いよ」

子「じゃあ、セロテープ貸して」

親「それも使っちゃったんでしょ」

子「そうか・・・、じゃあ、両面テープ貸して・・・ボンドでもいいけど・・・」

親「そんな必死になって何を貼付けるの?」

子「折り紙で封筒つくって、ばあちゃんに(折り紙の)お手紙を渡そうと思って・・・」

親「折り紙に書いた手紙を渡すのなら、

糊なんか使わずに、折り紙の本を見て折って作ったほうがきれいになるよ。」

子「あ、そうか・・・・」

 

そのときは、

今時の子は(って我が子ですが)折り紙で折るのも思いつかないのか・・・

なんて思ったのですが、その後にとてもびっくりな作業をしていました。

なんと、

折り紙の四隅に小さな穴を空け、

その辺で見つけた短い糸を通して、なんとかしようとしています。

親「なにしてんの?糸で縫うの?」

子「うん、もう出来上がるよ」

親「折り紙折ったら?って言わなかったっけ?」

子「・・・・出来た!」

 

折り紙の本を見て折り紙すれば・・・と教えて、普通に会話が終わったので、

てっきり、折り紙で封筒に近い物を折っているとばかり思っていましたが、

(そもそも折り紙の四隅を糸くずで結ぶなんて私の発想にはなかった)

あまりにも意外すぎる・・・。

 

ちゃんと相談に乗って、正しいことを教えたと思っていても、

本人がやりたいことでなければ、聞いてないなんて・・・

コミュニケーションは難しい!!!

 

とはいえ、

この場合、どう考えても、折るのが正解だと思うのですが、どうですか?

へんなこと

橋本

今をどうするのか

2012年7月23日(月)

リハビリテーションは根気よさが大事です。一朝一夕で片がつく問題はそうありません。数ヶ月から数年単位での取り組みが必要な場合もあります。

 

確かにそうなんですが…

 

以前の事になりますが、介護支援専門員(ケアマネージャー)の講習会で受講生各々がケアプランを策定するというワークショップで、病院から在宅へ移行する段階で、居室(寝室)からトイレへの歩いての移動が困難な利用者のケアプランが、対策としての「訪問リハ」のみ考慮していた人がほとんどというのが衝撃でした。

確かに居室からトイレまでの移動が出来ないから、「訪問リハ」で何とかしようというのは理解できます。ですがその利用者のその日からのトイレをどうするのかという視点が、すっぽり抜け落ちているのはどういうわけだったんでしょうか。このケアプランには短時日にしろ長期間にしろ、今ではないいつか将来のゴールを想定していますが、出来るようになるまで排泄をしないってわけにはいかないんです。本来ならポータブルトイレを導入するとか、住宅改修をするとか、車椅子や歩行器を導入するとか、その日からトイレに困らないようにしなければ、それはケアプランではなく、ただのリハビリプランでしかないわけです。 (さらに…)

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