京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

どんなこと

橋本

長嶋さん

2013年5月26日(日)

先日、国民栄誉賞を受賞した長嶋茂雄さんは週刊誌によると、77歳になった今でも毎日1kmほど歩くことを欠かさず、毎週4〜5日リハビリテーションに通っているそうです。

脳梗塞を発症した68歳当時でさえ、入院中毎日3時間以上のリハビリテーションを欠かさなかったとこれも週刊誌で読みました。

1kmというのは、のんびり散歩で歩いて1時間で4〜5kmですから、15分ほど歩いただけの距離ということになります。
私はここ10年で2度骨折を経験しました。どちらも手術する程ではありませんでしたが、ギプスで一方の足首を固めて杖で歩かざるを得なくなりました。

一方の足をギプスで固めてプラスティックの踵を付けて、一本杖で歩くというのは、長嶋さんのように、麻痺した足を引きずりながら歩くのと比較しても楽です。
それでも私は病院内をほんのちょっと歩くだけでも随分な疲労を覚えたものです。

歩くだけに限らず、正常でない体の動きは非効率的で疲れやすいものですが、いくら往年はトップアスリートといえども、70に近くなって長嶋さんほどの運動量をこなせるというのは、「凄い」の一語につきます。

リハビリテーションは失われた機能や能力を再学習、再獲得するのを目的としていますが、それ以前に体力の向上、維持がとても重要です。
何故なら折角歩けるようになっても、体力がなければ、寝たきりになること間違いなしですから。
身の回りのことすべてができるようになっても、一つ一つの動作毎に疲れて休憩を取るようでは、やはり寝たきりになります。

高齢になってからの体力の維持向上には、ゆっくりした運動(いわゆるエアロビクスな)を30〜60分以上、出来れば週に2回以上やることが効果的です。

最近ブログページの調子が悪くて、PCやブラウザのによって書けたり書けなかったりするようです。

次回私のブログは何時だろう…。


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