京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

遠藤

たったこれだけ…だけど

2012年6月16日(土)

皆さんは、普段の日常で動作を意識したことありますか?
こう聞かれたら、どうですか?

 

「いつもどうやって寝返ってますか?
 頭からねじっていますか?
 足からですか?
 それとも腰からですか?
 いつもと同じように寝返ってください。」

 

こう聞かれると、真面目な方は、
あれ?どうやっていたかしら?
頭から?足から?腰から?…。
困ってしまいます。

 

それぐらい意識していない動作はいっぱいあります。
そして、必ず同じ動作方法ではないだけに、いつもが分からなくなります。
本当はいつも同じようで違う動作なんです。
その時々にあわせて体を使うことができる人は、その日の調子や、場面に合わせて動作を変えています。
いつも同じ動作ではしませんし、それをあまり意識しません。

 

しかし、体が不自由になると、成功する動作方法は限られて、
タイミングや力のかけ方も意識していつも同じようにする必要が出てきます。
そして、それらをやっとできるようになった人は特に大変です。

 

ほんとに少し、環境が変わると出来なくなったりします。
介護するとき注意することの一つは、環境を変えたら注意することです。

 

今まで出来ていたはずの人が失敗するかもしれません。
私たちからしたら「たったこれだけ」のこと(色違い、硬さの違い、高さの違い…等々)でも、
ご本人の動きのタイミングや力がずれるきっかけになったりします。

 

私たちと違って、場面に合わせて体の動きを変えているのではなく、
いつもと同じように体を動かしているのですから。
いつもと違う環境に合わせる事はとっても難しいのです。

 

たったこれだけ…だけど…いつもと違うのは違うんです。

 

でも、たったこれだけと思うのはご本人も一緒ですから、失敗すると思っていません。
だから、外出して「もう、できるから」って言って、自分でして失敗するのは仕方ないんです。
そういう時は、失敗しても大丈夫なように見守ってあげてください。

 

さあ、あなたはいつもどうやって寝返っていますか?


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