大人なんだから。。。
2013年4月20日(土)
先週の日曜日に五月人形『兜』を出しました(主人が・・・)。
我が家の五月人形は兜と白馬(右)、組木の金太郎(左)です。
毎年子どもの健康を願っておひな様や五月人形を飾り、季節の行事として楽しんでいますが、当の本人たちは飾っても見向きもせず『いつ出したん?』と・・・寂しいですね。
ところで、新学年になり保護者が参加する学校行事の案内がちらほら来ています。
先日も小学校に通う子どもの授業参観へ行ってきました。
お父さんやお母さん方が後ろから見ているので、そわそわ落ち着きのない子もいれば、
静かになってしまう子、いつも以上に頑張って手を上げて発表する子・・・
子ども達の普段と違う側面を見ることができる楽しい時間です。
でも、最近授業参観に行くたびに目にする残念な光景があります。
それは・・・
一時間足らずの参観の時間を静かに過ごすことができず、
教室の後ろで大きな声で話しに花を咲かせる保護者の姿。
そんな場所で子ども達が集中して勉強できるのでしょうか。
そんな姿を見て(声を聞いて)子ども達が授業中静かにできるのでしょうか。
マナーやルールを知らない(忘れた)大人から子ども達は何を学ぶのでしょうか。
そんな大人から注意されて子どもは聞くでしょうか。
目の前には頑張っている姿を見せようと一生懸命の子ども達がいます。
『前を向いて』とか『静かにお友達の発表を聞きましょう』と言っている先生がいます。
もしかするとその声は子ども達にではなく、保護者に向けられたものかもしれません。
大人の言うことを聞かない子どもは親の真似をしているのかもしれません。
羽目を外すときは外したらいい。
でも、やる時はやる。
大人なんだから。。。できますよね。
今日からセラピスト、そして社会人
2013年4月19日(金)
新人さんが入社してから約1ヶ月が経過しようとしています。
この1ヶ月の期間に、国家試験合格発表がありましたが、合格した方々は、その翌日からセラピスト(療法士)として働けるわけでは無いのです。
免許申請をして、登録が完了して初めてセラピストとして働けるようになるのです。
申請から完了まで約2週間ぐらいかかります。
そして今日、免許登録が完了して新人の皆さんは、やっと学生から完全に脱皮して療法士となったのです。けど、当院ではまだ一人前ではありません。まだまだ研修が続くのです。
毎日先輩セラピストが指導者としてつき、移乗・移動介助方法や検査の仕方など、体験させつつ、考えさせつつ指導しています。
今日は、もう一つの配布物がありました。社会人としての証である保険証です。
念願の独り立ち記念日といってもいいのでしょう。保険証は使わない方がいいですが、
結婚して家族を持つようになると必要なアイテムですよ。
健康って、幸せなんですよ。これが分かるのに、若い人はどんな経験をするのかな?
何年後にわかるかな?
やっと
2013年4月18日(木)
4月初旬
早朝の町並みは新社会人となられた方のスーツ姿や、お子様の入学式に出席するため、ご両親の正装姿が目に留まる事が多い日々でした。
4月中旬となり
最近町並みも一段落したのか、いつのも風景、見慣れた風景に思えるようになりました。
※実は、私自身が慌しくてその風景もかき消されてしまったのではないかと思う所はありますが。
しかし目を凝らして見ると、異なる点が通勤途中に見られます。
ランドセルはまだ新しく、体よりも大きい方が歩いてる、
その姿を見てかわいらしく思えます。
また、スーツ姿が板につかず、革靴に慣れていないのか歩く姿がぎこちない、
そんな姿を見ると初々しく思えます。
病院では各職種ごとに新人研修の真っ只中であり、運営に必要な講義や現場研修を受けております。
その姿を見て、今年も新人が入職した事への実感が湧いてきます。
緊張のあまり、顔がこわばっているものもいれば、何処見ているのか判らないものや、
会話が会話にならないものや、フレンドリーすぎて立場も忘れてしまうものや、
学生(学生の時と同じ様にして実習を受けている)気分が抜けきれないものや、
さまざま。
大切な事はただ一つかも知れません。
一生懸命。
本人は社会人1年目として一生懸命やっているのだけれども、なかなか伝わらない、伝わってこないと言われる事もあるかも知れません。
挫折までとは言いませんが、落ち込む事もあるでしょう、しかし、その様なヒマはございません。
ここは挫けず、前を向いて取り組んで頂きたいと思っております。
長きに亘る学生からやっと、社会人となったわけですから。
おらぁ、みんな笑え!!
2013年4月17日(水)
京都大原記念病院グループのスタッフは今期154名になったので、先週4/9に都合がつく限りのスタッフを出勤させて、写真を撮りました。154名といえば軍隊式に言えば一個中隊規模です。
毎年撮影しているのですが、人数が増えていくにつれ、色々な面で撮影が難しくなりました。
まず写真を見ていただいたらわかるのですが、何人か明らかに合成されている人がいますよね。これは当日そこに集まれなかった人です。女性の中には産前産後の休暇中であったり、訪問リハのスタッフであれば業務上どうしても無理であったり、のっぴきならない私用であったり。
ダブルクリックではなく、1回2回クリックしていただいたら大きな写真が見れます。
ついでそのものズバリ物理的人数の問題です。以前は併設施設の講堂みたいなスペースで、クラス写真よろしく撮影していたのですが、5列も6列も人間並べてレンズも18ミリを使用して、ギリギリ後ろまでカメラを引いても全体が写るのが難しかったり、最前列と最後列では顔がビー玉と大豆くらい違っていたりで難しくなってきました。
それでご覧の写真のように中庭にスタッフ並べて上から俯瞰しての撮影に切り替えました。中庭にスペースの余裕はまだまだあるのですが、おそらく来年は高さが足りなくてベランダに脚立立てるか、屋根に上るかしか手段がないと思います。
でも一番の問題は154人それぞれのベストショットにはならないという事です。目をつぶっていたり、カメラ目線でなかったり、変顔だったり、前の頭に隠れたりです。この時(写真撮影)ほど組織の隅々まで意思統一させるのが、どれほど困難か意識させられる事はないですね。
たかだか写真一枚撮る一瞬であっても皆が皆足並み揃う事がないんですから。
ここに載せた写真は20数枚撮った写真の中でも奇跡に近いものです。
まず大多数が笑顔です(これはショコタンが笑わせてくれました)。変顔が1名。あさって向いていたのが1名。どういうわけか真下を向いて誰かわからなかったのが1名です(たった3名!!!)。こういうこともあるかと予期していたので撮影は連写で前後の写真から切り取って合成したので、変顔もあさっても真下もなしになっています。
さてあなたのご家族の担当スタッフが何処にいるかお分かりですか?
次回私のブログは4/23です。
無理って、無理?
2013年4月16日(火)
あきらめが肝心です。って言葉がありますね。
どんなに頑張っても無理な時はあります。
でも、頑張らずに無理かどうかは分かりません。
また、頑張り方で結果は変わったりします。
中には、する前から、無理です。って言う事があります。
不安だとか、やりたくないってのもあるのでしょうが、その根拠は、経験だったりします。
なので、経験を覆す方法が思いつくと、無理な根拠もなくなりますので、やってみる気になります。
これが、「懲りない人」と思われる時の私の行動パターンではないかと思います。
無理って言う人に「もう一度やってみろ!」では、してもらえません。
できない理由を聞いて、その理由の根拠をなくしてあげなくてはなりません。
人間はどうしてもつい、いつもの方法になってしまいます。
どんなに真面目で一生懸命な人でも、
違う方法は気付くのも難しいし、実行はさらに難しいです。
そのお手伝いが、必要な事が多々あります。
私たちリハビリスタッフのする動作の学習も同じです。
例えば、身体の力や動きを見る限り歩けそうなのに、
本気で歩けないって言う人が居たら、「もう一度やってみて!」と言っても歩けません。
歩けない理由を聞いて、歩こうとした様子を見せてもらって、それから、
こうしてみて、ああしてみて、その上で、こうやってっと、すると歩けたりします。
でも、もう一回すると、またできたり、できなかったりします。
一回では癖は治りませんし、不安や恐怖も除けません。
でも、成功すると、癖を直す努力がしやすくなりますし、不安や恐怖も見えてきた可能性でやわらぎます。
何度も成功するうちに成功する癖が身につき、不安や恐怖はどこ吹く風になります。
そして、こういう時の指導は、ゆっくり丁寧にもできますが、
あえて大胆に、軽く、速くするほうが、相手も不安がる暇がなく、指示の言葉だけに従い易く、成功しやすい時も多い気がします。
あれこれ考えると考えるほど難しく、指導された事に集中できることが行動変化の一つのきっかけだと思います。
だまされたと思って、素直に指導を受け入れること、それが大事です。
そして、その気にさせる事が私たちの仕事でもあります。
さあ、今日は誰がだまされているのでしょうか?
ほめてる?おだててる?
2013年4月15日(月)
昨日、近所に住む子供の同級生家族とホームパーティーをしました。
先月末に出かけた公園で、子供と妻がパン教室でパンを作ったけど、私は子守。
「捏ねたい!!」という衝動から、ピザを焼くことにしました。
過去にも何度か、この家族とピザパーティをしていて、そのたびに、
「イタリアのいろんな所で食べたピザよりおいしい」といってくれるのですが、
おだてられてる?素直にほめられている?
どちらにせよ、喜ばれているんでしょうね。
どんな人も、褒められるとうれしくなりますが、
リハビリをしている患者さんでは「褒める」ことは、大きなエネルギーになります。
たとえ煽てていても、本人が気持ちよく頑張れるなら、それはエネルギーです。
ときどき、
自分的には、上手くできていないような気がするのに、褒めるなんて・・・
こんな簡単なことが出来ずに恥ずかしいのに、そんなこと褒めるなんて・・・
と仰られる方もおられますが、少しでも上達すれば、それはすごいことですし、
その小さな変化の積み重ねが、大きな習得に繋がります。
それに、間違いを指摘されるばかりでは、頑張れない日もあります。
なので、
些細なことでも、腕のあるリハビリスタッフは褒めています。
それも、、時に自然に、時に大げさに。
そして、そんな褒められた自分の変化を感じて頂けたらと。
冒頭のピザの話の、喜ばれているんだなぁ・・・というのと同じで、
良い方向に変化しているんだなぁ、と実感してくださいね。
いい学校の選び方
2013年4月14日(日)
4月となりますと高校3年生の皆さんは将来を見据えて大学や専門学校のオープンキャンパスなどに積極的に参加して方向性を考え出す時期ですね。(私が高校生の頃は、オープンキャンパスなんぞ存在しませんでした。約20年以上前ですね。)製菓・調理などの専門学校なんかですと、ケーキを作って食べれちゃう楽しいオープンキャンパスなんかがありますね。どこの学校も少子化で学生確保することに必死になっていますから、オープンキャンパスは手を抜かずに楽しい企画をしていますね。
さて今日のわたしのつぶやきは、リハビリテーション(理学療法・作業療法・言語療法)養成する大学や専門学校を選ぶ指標の一つとして、学生や保護者の方の心配事である「留年」です。文系大学やビジネス系専門学校は、出席していれば留年はしないと思われます。しかし医療系の専門学校は、留年することが多いのです。ただでさえ学費が高い上に、留年してしまうと家計は炎上、親はたまったもんではありません。だからこそオープンキャンパスの時には、必ず聞かれる言葉(「留年」)です。
何故、医療系の学校は留年が多いのでしょうか?私が教員時代に見てきた学生すべてに共通することは、不真面目である。この一言に尽きます。遅刻・早退、無断休校、課題の期限遵守できないなどの未提出、挨拶できない、報連相ができないなど細かいことばかりですが、すべて留年する人に共通することです。勉強の出来不出来では決してありません。どこの学校においても病院(医療系施設)で長期実習(2ヶ月程度)が複数回あります。学内で非行を修正できなければ、生命に直結(もしくは間接)して、人生にも影響する事件・事故に繋がるからです。つまり非行を繰り返すことが許されないからです。ほんで学校を卒業して国家試験に合格すると、医療系国家資格の専門職(療法士)として責任が当然として存在します。だから非行を繰り返す人は、「留年」が最善の指導なのです。
結局いい学校とは、学則に沿って「留年」させている学校は、標準的な学校です。そしていい学校とは、学生の非行に対して現行犯で確実に指導(体罰だめですよ!!)を行い、本人に反省と解決策を援助する指導があって、その後学則に沿って対応する学校です。「留年しません」と公言する学校は最低最悪の学校です。学生の非行を放置するということになります。
そんな非行を繰りかえす療法士(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)に、あなたの大事な家族を任せられますか?これが学校選びの基準です。
今も昔も
2013年4月13日(土)
近畿ならびに四国の方々は、今朝の地震で起床されたかと思います。
この日ばかりは、もう一度寝るとはならず、テレビ番組で情報を得ました。
兵庫県淡路島で震度6弱。
※一瞬、阪神淡路大震災の頃の事を思い出しました。
早々に、四国に住む友人に電話した所、揺れはしたが特に問題は無いとの事でした。
ホッとした束の間、次はスタッフの親族はどうであったか?
※当病院は全国からスタッフが集まっていますので。
朝礼で、親族ならびにご家族の安全確認する様に指示をし、連絡を受けるも特に問題ないとの報告に一安心致しました。
思う事。
昔から怖いもの順として、地震雷火事親父と言います。
※親父=父親ではなく台風だそうですが。
災害でも、まったく予想できない事は一番怖いものです。
予測できない事は、対処することも出来ません。
常に準備しているから大丈夫でもなく、安心でもありません。
ですので、今も昔も変わらず怖いものは怖いです。
しかし、
1人だと怖い事が2人になると怖さが半減し、3人になると・・・
だから人は繋がっていたいと思うようになるのかも知れません。
この様な時ですので繋がりは大切であるかと思います。
売り込もう!!
2013年4月12日(金)
春が来たかと思ったら、ここ数日肌寒い日が続き朝から何を羽織って行こうか悩みますね。
今朝は寒さに耐えかね薄手のダウンジャケットを着てきてしまいました。
先日、久しぶりに夜の木屋町(京都市中京区の繁華街)を歩いていると新人歓迎会らしき姿を
幾つも見かけました。
歓迎会のシーズンですね。
当院でも多くの新人さんが入り各部署の新人歓迎会の案内が来ています。
(当院リハビリスタッフは一般病棟と4つの回復期リハビリ病棟へ配属されるため、それぞれの所属病棟から歓迎会の案内がきます!)
リハビリテーション部は今年22名の新人さんを迎え総勢150名を超える大所帯となり、
今年も例年同様新人歓迎会を行います。
同じ部署でも、病棟に配属されると他病棟のスタッフとは関わることも少なく、
下手したら顔は分かっても職種(理学療法士なのか作業療法士なのか、はたまた言語聴覚士なのか・・・)すら覚えていないことも珍しくありません。
新人さんには頑張って、先輩や上司に顔と名前を売り込んで欲しいですね。
世の新人さん、チャンスですよ。
普段かかわりの少ない先輩にも声をかけてみましょう。
まずはコミュニケーションです。
この機会に先輩や上司に顔を覚えてもらいましょう。
顔を覚えてもらったら名前も!
そして、先輩のみなさんも自分が新人の時を思い出して暖かく受け入れてあげて下さいね。
でも、飲みすぎは禁物です!!
このツケは誰が?
2013年4月11日(木)
大原の郷でも桜が見頃ですが、今日ホンのちょっとだけ目を山の上の方に転じたら、うっすらと雪が…。
ここに来て30年近くなりますが、4月中旬に入ってこの寒さは珍しいかな。
一昨日養成校の先生と話しました。よくある話ですが、その学校でも今年国家試験に落ちた学生の親が怒鳴り込んできたそうです。
教え方が悪いってことなんでしょうけど。
私見ですが、国家試験に通る通らないは、学校の教育の仕方とあまり関係ないように思います。本人がどれだけ集中してやったかどうかだけでしょう。
3月になって、当院では国家試験終了後も就職希望の学生が何人か採用試験を受験しました。国家試験後ですから、結果はまだ不明としても自己採点上は大丈夫という学生が応募してくるわけです。そんな(国家試験は)大丈夫だろうという学生の中には、アルファベットが書けない(本来QOLと書くべきところをどう読んでもθOLとしか読めない字を書いていました)、日常使う専門用語が書けない、意味が理解できないという者がいました。
筆記試験の後、面接時に国家試験の自己採点の結果を聞くと、余裕で合格圏内でした(言うまでもないことですが、その彼にはお引取り願いました)。
つまりはどれだけ基礎学力が低かろうが、国家試験問題レベルの知識を溜め込めば合格できるわけです。
覚えれば良いだけの話ですから、学校の教え方なんか関係ないわけです。 (さらに…)