脳リハビリと生活との関連 part1
2013年7月31日(水)
これから小出しで脳関連のリハビリについて小出しに且つ不定期にのらりくらりしながら連載していきます。
学生さんの皆さんは一生懸命に復習したり、社会人の方は家で残業したり、自宅で寝る直前まで頑張ったりしますよね。けど色々と考えてもナカナカ問題が解けなかったり、解決しなかったりした経験は無いですか?
けど、一晩寝て次の朝にふとアイデアがひらめく経験をした事は無いですか?
そーなんです。脳は寝てるときも実は動いているのです。
実は夜更かしして頑張ってもダメなんです。私の経験では、夜更かししてヒラメキは全くありません。夜更かしした時はヤッパリ次の日はあくびばかりです。一夜づけで、綺麗さっぱり忘れて0点だった経験もあります。(これは事実です。)
人間は寝ることによって、記憶が定着して関連性が拡がり活性化するのです。そしてヒラメキが起こるのです。
社会を支える人
2013年7月31日(水)
生産年齢(15~65歳)の方の場合、就学や専業主婦などの理由がなければ、
基本的には何らかの就業所得を得られるような活動をされている方がほとんどです。
これらの方を労働人口と呼ぶそうですが、平たく言うと、社会を大きく支える人です。
また、専業主婦などの方も、労働されている方や地域を支えている人です。
就学されている方も、将来社会を支える人となります。
開院から2か月が経過して、生産年齢の方で、
「生活として動作の自立はしたんだけれども、社会を支える活動は難しい」
「復職はしたんだけれども、元の仕事ができない。本来要求されている仕事ができない」
という比較的軽度に分類される方に多く出会いました。
中等度・重度の方が身の回りのことを自立したり、就労したりすることへの支援は、
以前から国や地方自治体のサービスとして用意されています。
しかしながら、比較的軽度の方は、医療制度として、
「自立したのでリハビリは終了」という判断で、実生活にもどられているケースも多く、
中には、発症後に十分な社会参加に向けた検討もなく、
「自立」として、医療的な対応を終了されて復職されたものの、
要求される仕事がこなせない状況の方も多くおられるようです。
医療者としては、軽度でリハビリを終了し仕事に戻られる方の場合、
さほどの会社などの支援なくとも、通常の業務をバリバリとすることを想定していますが、
そのような方でも、会社の配慮がないと働けないケースが多々あるということです。
そして、会社が配慮しているような、そのちょっとしたことが、
御所南リハビリテーションクリニックにときどき通院されて、解決できた方もおられます。
中等度・重度の方には、
身の回りの自立や介助量、介護者や環境、社会参加や生活の質などに配慮し、
軽度な方には、
会社の配慮がなくても働けるような労働力に、社会を支える活動ができる人材に、
支援をしていきたいと考えております。
採用試験(理学療法士)
2013年7月30日(火)
7月もあっと言う間に終わりを迎え様としております。
しかし暑いですね。まだまだ夏はこれからと、言わんばかりの暑さです。
確か暦では7月23日の大暑が過ぎましたので、少しは涼しくなればと思うのですが、自然は暦通りには行きませんね。
ところで本日、第1回目:当グループ採用試験(理学療法士)があります。
※お間違えのない様に
ちなみに第1回目があると言う事は、第2回目もある可能性が高いですので、お間違えの無いように。
これを読んで採用試験が終わってしまった、試験が受けれない等とは思わないで頂きたい。
必ず求人資料をご確認ください。
※注意事項
筆記用具を持参して下さい。
不安でしょうが勇気を持参して下さい。
気持が押し潰されそうでしょうが気合いを持参して下さい。
落着いて試験に臨んで下さい。
試験に臨まれる方は、緊張しているでしょうね。
筆記試験はどの様な問題が出題されるんだろうとか?
面談は何を聞かれるんだろうとか?
不安の事ばかりではないかと思います。
ちなみに私、今でも他の試験を受けても同じ様に不安です。
※幾つになっても試験に臨むのは緊張しますね。
※今も昔も全力を出しきって臨む事には変わりありません。
※年齢は関係ありません。
ここは『本気、出していないだけ』でなく『本気』を出してください。
中途半端に終わるのではなく、一生懸命でお願いします。
リハビリの就職見学者が増えてきました。
2013年7月29日(月)
最近は就職見学に来る学生さんも増えて、
私も、おおはら雅の郷や、隣のケアハウスやまびこをご紹介する役をおおせつかるのですが、
回数を重ねると、学生さんにとっては初めての説明ですが、
私にとっては繰り返しです。
そんなに説明に変化も出ませんから…なんか…ねえ。
だからといって、いい加減にならないように、何か一言違うこと話せたらいいなって
思ってしています。
あっ!質問があれば何なりとしてくださいね。
こちらから伝えることは基本同じでも、質問で変わることもありますからね。
質問大歓迎ですよ。
こうやって、学生の皆さんにこの部ログで発信しておきながら、
部ログを見られていると、ちょっと恥ずかしい、ちょっとうれしい。
そんな感じです。
見学で本人達を見た学生さんには、どう思われているんでしょうかね?
思ったより○○って後で笑われているのかな?
どう?
つながり。。。
2013年7月28日(日)
一つのところで長いこと働いていると、
職種を問わずいろんなスタッフと関わることが多く、
院内外のグループ施設に少なくとも一人二人の顔見知りがいます。
先日も就職見学の学生を連れてグループの老人保健施設へ行くと
遠くの方から私を呼ぶ声が・・・
「久しぶり~!」
「元気~!」
と一瞬の再会ではありますが歓喜の声が上がります。
施設説明をお願いしている施設担当のスタッフからは
笑いながら「遊びに来てはりますね。」と言われますが、
私はそれを褒め言葉だと思っています。
これまで働いてきた中で築き上げてきた人間関係。
それが困った時の助けになることもあるし、連携しやすくなることもあります。
だから、
これからも『人の輪』を広げていきます。
暑さ指数ご存知ですか。
2013年7月27日(土)
今週は夏期休暇をいただきまして、九州の実家に帰っていました。
「エアコンないぞ」
「何で?」
「壊れたから、もう、いらないと思って」
「暑いやろう」
「いやぁ、大丈夫。あんまり暑くないし、扇風機で十分」
「汗も出るやろうし」
「そんなに(汗)かいてないし」
「…。」
父は昭和13年生まれですから今年で75歳です。まぁ見事に熱中症になる高齢者のパターンにはまってました。実家に帰ってその話を聞くなり、家電量販店へ出かけて我が家でも愛用の冷風扇を購入しました。本当はエアコンの一つも買って親孝行としたいところですが、根が苦労人の父は電気代を惜しんで使いたがらないし、エアコンをポンと買えるほど、まず何より私には先立つ物がない。
私の手前、父も冷風扇を使ってはいましたが、果たして私が帰った後も使うだろうかと、帰宅の道すがら考えていてはたと気づきました。
高齢者が熱中症になりやすい最大の原因は何か。エアコンを使わないとか、水分を摂らないとか言うのは直接的原因ではありません。そもそもの原因は暑いと感じないからだし、喉が渇いたと感じないからでしょう。要は危険の兆候に感じにくくなってきているということでしょう。かと言って危険に鈍感なわけでもない。多くの高齢者は私の父と同様、持病に関しては権威者です。健康に人一倍気を使い、体の危険に鈍感なわけがない。危険だと感じないから気の使いようがないだけです。
年齢や健康状態に関係なく、誰しも暑いと感じなければエアコンは使いませんし、喉が渇いたと感じなければ水分も摂りません。
高齢者に積極的にエアコンの使用や、水分摂取を勧めても意味ない事です。高齢者に大事なのは暑いと感じなくてもエアコンを使う習慣と、喉が渇いたと感じなくとも水分を摂取する習慣でしょう。
単純にエアコン使えとか、水分摂れと言っても高齢者が行動するのは難しいでしょう。何より大事なのはどう言う時にエアコンを使うべきか、どう言う時に水分を摂るべきか、わかりやすく提示する事でしょう。
気温何度以上、湿度難%以上になれば、暑くなくともエアコンを使うとか、前にもブログで書きましたように水分補給のポイント1日7回のように大事な点を数値化してアドバイスする方がわかりやすいようです。
環境省から指針が出ています。参考にされるとよいでしょう。
そう考えると実家の父には冷風扇より寒暖計の方が大事だったように思います。
次回私のブログは8/2です。
アクトは素晴らしい!!
2013年7月26日(金)
作業療法士は、やはり作業をしないとね。
作業を私達療法士はアクティビティー(アクト)と呼んでいます。
添付している写真は、本日、御所南リハビリテーションクリニックにて実施したアクトのイメージ写真です。
このアクトを活用して、立つ姿勢と頭部のコントロールを行いました。
そして効果は如何に、腕が90度以上楽にあがりました。
これは根拠のない架空の話のように聞こえますが、事実なんですよ。
アクトという手段をつかって、姿勢・身体まで調整できるのです。
そして効果が現れます。
さらにアクトには楽しく長時間出来るので痛みまで軽減する効果もあるのです。
本当ですよ!!
損得ではないとおもうのですが
2013年7月25日(木)
私が京都大原記念病院グループに就職したかなり前のお話。
そのころ、私が一番最初に教わったことが、
「言いだしっぺが、やる」「目途が立つまで関わる」
ということでした。
これは、法人の方針というところまでではないですが、
仕事に対するスタンスとして、強く教えられました。
それは、リハビリテーション部だけでなく、病院にまつわることなど、
なにか気づいたり、思いがあるなら、率先してやるようにということ。
また、患者さんや利用者さんのことであっても、
気づいた人が動いて、解決するまで関わって見届ける、ということ。
これは、気づいた人でないと、解決する方向性が明確にできないからだったり、
気にしている人でないと、解決まで忘れずに見届けることが難しかったり、
そういういうことです。
これを、率先して実行すると、仕事が膨大に膨れ上がります。
あれもこれも、言うべきことややらないといけないことがあります。
その中には、「やりたくない」とか、「私の仕事?」ということもありますが、
問題提起しながら、解決にかかわったり、見届けたりすることになります。
「言いだしっぺがやる」スタンスで、活発に仕事に取り組める人は有能ですし、
その人が認められる社会であることが大事だと思います。
しかし、
最近は、分業が進んだのか、仕事の範囲が狭まっているのか、
それとも、したい仕事だけをしたいのか、そもそも気付かない位の低レベルなのか、
どれかはわからないのですが、
「言いだしっぺがやる」スタンスの本意が分かる人がとても減っているようです。
そして、それが行動できる人は絶滅危惧種になりつつあるようにも思います。
そして、おそらく、このスタンスが理解できない人は、
そもそも「セラピスト」という仕事には、職業適性がないでしょう。
仕事を安易に振ったり、他人任せにしたり、気づかなかったり・・・では、
患者さんや利用者さんにご迷惑がかかりますよね。
年をとったのか、
自分の意向に沿わない業務とは無関係なスタンスをとったり、
文句は言えど、解決の具体的な行動をしない状況だったり、
目先の損得やメンツばかりを優先する行動をとったり、
そんなことが、とても気になるこの頃です。
今日の新聞から
2013年7月24日(水)
毎朝、新聞を読むのが日課ですが、
ふっと気付いた事、広告に花火大会の文字が・・・。
旅行のチラシにも○○花火大会○○ツアーなど。
夏ですね。
殆どの所はこれからではないでしょうか?
私の住んでいる所では7月の終わりに花火大会があります。
子供たちも楽しみにしており、夏休みに入る前から○○さんが来るので一緒に見物しに連れて行ってなど、早くから打ち合わせが始まっていたそうです。
※知らぬは父親だけの模様。
※さすが楽しい事やイベント事にはしっかり根回し・打ち合わせは上手い。
ただ、地元としては交通渋滞に後始末の問題があります。
自宅前が知らぬ間に駐車場化していたり、
渋滞しているため抜け道を走るのはまだしも、細い路地でもスピードを落とさずに走り、キケンだったり、
自宅前にゴミ棄てされるのは嫌ですが、ひどい事にゴミ袋に入れたゴミを持ち帰らずに放置したり、
※燃えないゴミほど厄介なものはありません。
イベントを楽しむ事はすばらしい事なのですが、ルールやマナーを守って頂ければと思います。
特に観覧後における人の波は、時にお年寄りや子供たちが犠牲になりやすい。
観覧が終わって早く帰りたいのは判ります(渋滞するから)。
しかし、自宅まで帰るを含め一人一人モラルある行動が大切であると思います。
ルール・マナーを守る事、それは責任を持つ事への意味でないでしょうか。
今日は先生
2013年7月23日(火)
本日は京都の学校にお話しをしに行ってまいりました。
OT学科の授業の一環ということで、私がほか2名のOTと連れ立って行ってきました。
就職説明会で学生の前に立って話すことはありますが、こういう形では実は初めてです。
学生の皆さんに伝えたいことはいっぱいありましたが、伝わったことはどれくらいだったのでしょう?
自分がいつも関わっている人は癖も分かります。特徴もつかめます。
しかし、初めて会う人に何が合うか分かりません。でも、分かってもらえないと困ります。
でも、求めているものが「作業療法士になりたい」ってことが分かっているだけ話しやすかったです。
どんなことでも、目標が一致していると少なからず接点や共通点が生まれ、仲間意識も生まれます。
だから、いろんなことが成り立つんだと実感しました。
自分の学生時代を振り返っても、先生方が伝えたかったこと、果たしていかほど理解していたのでしょうか?
そんな反省もして、より良い授業成果を出すために教鞭に立つ先生方は、学生以上に真剣です。
そんなことも実感する時間になりました。
過去お世話になった先生方、どうもありがとうございました。