せっかくなら
2013年11月01日(金)
ものの見方、とらえ方
コップに水が半分ぐらい入っています。
このコップをみてAさんが言いました。「これだけしか水が入っていない」
このコップをみてBさんが言いました。「水がこれだけ入っている」
このコップをみてCさんが言いました。「水がこんなに入っている」
気付きましたか?
同じ物をみて、AさんとBさんとCさんでは水の量について同じ量を見ても、とらえ方が違います。
Aさんは水が入っている量が少ないと思いました。そして、入っていないことを強調しています。
Bさんは水の量を示しただけです。
Cさんは水が入っている量が多いと思いました。そして、入っていることを強調しています。
物事に対して、どうとらえるかというたとえですが、
Aさんは悲観的な表現、後ろ向きな表現で認識し、不満足です。
それに対して、
Cさんは肯定的な表現、前向きな表現で認識し、満足です。
同じ事柄について、人によって感じ方は変わるということ、そして、
もうひとつ、
Aさんも一旦は後ろ向きに認識したのですが、再度振り返ってCさんのように思いなおすことが可能だってことでもあります。
だから、水が入っていることを認識すると、気持ちが穏やかになりますよってことでもあります。
そして、もうひとつ。
たとえば、工事現場によく置いてある赤いコーンを見たとします。
Aさんは横から見て三角形に見えました。
Bさんは下から見て四角形に見えました。
Cさんは赤い色に注目しました。
Dさんは素材が何かに注目しました。
Eさんは大きさに注目しました。
Fさんは重さに注目しました。
同じ事柄について、見る角度によって違うように見えます。
同じ事柄について、人によって着目するところは違います。
つらい時は、その事柄を違う視点で考えてみようってことでもあります。
そうすれば、違う側面が見えてきます。
答えは一つではありません。
どんなことも、良い点もあれば悪い点もあります。
そんなたとえでもあります。
同じ事柄、同じ状況、でも、せっかくなら前向きに、せっかくなら気持ちよく。
ちょっとしたトラブルも視点を変えれば、解決策がなにか見えるかな?
視点を変えられる何かを見つけられたらいいな。