やりたいことをやるために
2013年11月10日(日)
御所南リハビリテーションクリニックは、医療保険のみでリハビリテーションを行っています。
京都大原記念病院グループには、介護保険サービスの訪問リハも通所リハもありますので、
そこは役割分担しております。
また、日本全体の医療・介護制度の仕組み上、
「医療でのリハビリは回復時期・回復途中にある方」「維持のための継続したリハビリは介護保険へ」
という流れで運用されております。
なので、介護保険をしっかり使われている方には、医療保険でのリハビリは実施しにくい状況があります。
当クリニックでは、介護保険リハを使っておられない方が通院する外来リハビリということもあって、
身の回りが自立した生活を送っておられる方や、仕事や余暇活動をされている方も多く来られます。
リハビリの目標も、仕事復帰(元の業務希望)とか、家庭内・地域内の元の役割へ復帰だけでなく、
登山やダイビング、自転車や自動車の運転などの活動能力を希望される方も少なくありません。
いまやなんでもある便利な時代ですし、やりたいことを実践されている方は数多くおられます。
判断力等の要素と、自分のことが自立する程度の能力に問題がなければ、
トレーニングと発想の転換と方法論で、かなりのことが実現できます。
そのためには自主訓練をすることなんて当たり前で、生半可なトレーニングでは達成できません。
また、リスク管理は、必要以上に目を光らせてやる必要があります。
でも、ちゃんとやれば、「危ない」「止めとこう」といわれなくなり、応援してもらえるようになります。
結局、一番必要なのは、周囲のみんなを納得させられるだけのエネルギーということでしょうね