京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

そんなこと

土井

川平法

2012年2月21日(火)

先週1週間を使って、表題の件の技術研修を目的に、

鹿児島県の鹿児島大学病院 霧島リハビリテーションセンターに行って来ました。

川平法は、昨年秋頃のNHKでの放送以降、

一般の方にも広く知られるようになった片麻痺を中心とした治療方法です。

研修では、川平教授自ら、技術や理論を指導していただき、

実践的な技術の習得など、貴重な研修となりました。

また、

霧島リハビリテーションセンターでは、川平法の実践もさることながら、

入院されている患者様自ら、自主訓練や活動を積極的に行なっておられることも印象的で、

「しんどい」「つらい」けれども最大限動かす努力をされていることが良い結果に繋がっていました。

当院においても、

医療制度のこともあり、リハビリテーションが充実してできる期間は限られていますので、

限られた期間にできる限り活動していただけるよう、

より一層の努力を、患者様と2人3脚ですすめていきたいと考えております。

こんなこと

高岡

うちのボス!

2012年2月20日(月)

この部ログは現在数名のリハビリスタッフで日々更新しています。

右上のほうにある似顔絵はその部ログを書いたスタッフです。

今日は京都大原記念病院リハビリテーション部のボス(理学療法士)を紹介したいと思います。

自称『トム・クルーズ』のボスですが、実物は『トム・クルーズ』というよりトヨタのCMに出ているドラえもん『ジャン・レノ』にそっくりです。かれこれ20数年前のスレンダーな頃はインドのガンジー首相によく似ていましたが、20年の歳月の中でダンディなジャン・レノに変身です!

 

当院リハビリテーションの目的『自立支援』『介護負担の軽減』『安心の提供』を掲げたのもボスです。四半世紀に及ぶ理学療法士の経験とケアマネージャーとして業務に携われていた時の経験から、この3つをリハビリの目的として掲げられました。なので、患者様がご自宅に退院された時に朝起きてから夜寝るまでに『困った!』がないように、リハビリ専門職として当院に就職してきた理学療法士・作業療法士・言語聴覚士にはこの3つの目的の重要性がみっちり叩き込まれます。若いスタッフにとってはとても怖い存在かもしれませんが、話をするとギャグ満載で遊び心たっぷり、とても面白いボスです。

 

←ジャン・レノそっくりなボス

 

 

興味のある方は是非一度京都大原記念病院にお越しください。

こんなこと

遠藤

マウス買っちゃった

2012年2月19日(日)

ちょっと前ですが、

マウスを買い換えました。

 

 

このマウス、無線で動くんです。

そして、小さいんです。

それも指でつまんで使うマウスです。

右クリック、左クリックに加えスクロールも付いています。

そしてさらに、充電はPCから電力をもらいます。

 

 

 

 

 

以前はペン型マウスと、普通のマウスを作業で使い分けていましたが、

これなら一つで済みそうです。

 

私はどうしても、キワモノと呼ばれるような、変り種の商品が大好きです。

ついつい自分で物を選ぶと、キワモノを買ってしまいます。

キワモノには、

これにしかない特徴がある代わりに、通常のものにはない欠点があったりします。

でも、それも愛嬌に感じちゃいますね。

 

このマウスもちょっと使いにくいときがありますが、

それでもやっぱり後悔なんてしません。これだから出来ることがある限り…。

 

どんな道具でも誰がお薦めしていても、結局自分で納得して買わないと絶対後悔します。

それは、どんな優れた物でも欠点だってあるからです。

お薦めにはあまり欠点が語られません。

 

だから患者さんに福祉用具や車椅子を選定するときは、患者さんや家族の意向をくみ上げる努力します。

 

ただ、聞いても、ホントの意向はくみ上げられません。

後悔させないために、

 

「こんな場面は(生活の中で)あるの?」

「こういうときは、こうなっていても大丈夫?」

 

って、実生活をイメージしながら会話します。そしたら、

 

「ああ、そんなときはこれじゃ困るな。」

「割と良いとは思ったけど…ここがこうなっていないのある?」

 

みたいな会話になります。

 

物を選定するときは、体に合わせることももちろん大事ですが、

ある程度体に合ったものなら、

後悔しないために、話を聞くのが一番大事だと思っています。

 

ですから、何か逆に薦められたときは、いろいろ生活を思い起こして、

あんなときは?こんなときは?どうなるの?

って、いろいろ聞いてみてください。

 

ただ、すべてをかなえる魔法の道具はこの世に無いので、後は自分で取捨選択して決めてくださいね。

後悔なんてグッドバイ!

こんなこと

遠藤

雪だ!

2012年2月18日(土)

おはようございます。

今日は朝から「雪」です。

 

久しぶりに雪が積もったので、

とりあえず、病院の写真を撮ってみました。

 

 

病院の正面です。

看板が雪で読めません。

 

 

 

 

 

 

 

 

病院の正面を流れる川です。

雪の川になりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病院の玄関前です。

雪かきしてもらって、来客の方が車を止めるスペースも少し確保。

雪かきありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

他の駐車場は雪が積もって、真っ白です。

車を一旦入れたら出せるでしょうか?

(私は、帰りのために車には子供の雪遊び用のシャベルを積んできました。)

 

 

 

 

 

 

 

玄関を入って、すぐの作業療法室から見る景色はこんな感じ。

ただ、ただ、白いです。

 

 

 

 

 

 

この屋外歩行訓練場は軒下なので、雪かきしなくても使えますね。

でも…今日は使わないかな?

 

 

 

 

 

 

 

屋外歩行訓練場から見た景色。

あちらに見えますは、

廊下続きで建っている「大原ホーム」です。

 

 

もちろん雪でも、365日当院では通常通りに、回復期病棟の患者さんにリハビリしております。
今も、訓練室ではいつもどおりに訓練が行われています。
さあ、今日も、お仕事です!

そんなこと

橋本

失敗したら(その3)

2012年2月17日(金)

最近ここ2ヶ月ほどの間に、3回怒鳴りました。それ以前に怒鳴ったのはもう10年以上も前です。

私に怒鳴られたのはみな20代の若いスタッフ4人です。彼らは怒鳴られるほど悪いことをしたのか…。

結論から言えば彼らの失敗自体は怒鳴られるほどのものではありません。

誰しも失敗はあるものです。私にだってあります。

 

ではなぜ怒鳴られたのか。

謝罪もなく、言い訳に終始していたからです。

最近の若い人に多いのでしょうか。自分がしたいことにやりたいことに拘泥するあまり、周囲にどれほど迷惑をかけようが、まったく意に介さず、注意されても謝罪や改めるどころか、言い訳だけしてさらにゴリ押ししようとする人がいます。

そういう人は何故事態が悪化しているのか理解できず、誰かに注意されるまで、謝罪することさえしません。

 

失敗したら謝罪。言うまでもなく基本中の基本ですが、できない人が増えているようです、残念なことに。

そういう若いスタッフの実態を見て、「一体養成校は何やっている」と憤る人もいます。

そう言いたくなる気持ちはわからんでもないですが、謝罪は専門学校や大学で教えてもらう高等技術ではありません。それまでに培っておくべきものができていないと言うことでしょう。

それは親の問題でもあるし、小中高教育の問題なのかもしれません。そうして間違ったものを、最低でも18年間培ってきたものを、わずか3~4年で修正できるわけもないでしょう。

 

わが子を叱る時はいつもそんなことを頭の片隅で考えています。

こんなこと

岩崎

散歩での出来事

2012年2月16日(木)

日頃の運動不足解消にはならずとも気分転換にと散歩をしました。

私の住む町は坂道もあり、田畑もある所です。

天候は曇りでしたが、久しぶりの暖かい日でしたので、快調に歩いていた所、電動セニアカーを運転するお年寄りを見かけました。

その方は、鍬を肩に担いで運転されていました。

農作業に出かけるんだな程度しか思っていませんでしたし、危ないなとも思わず何気ない景色の一部でしかありませんでした。

 

その時、突然目の前から消えました。

一瞬の出来事でびっくりしたのですが、よく見ると土手から滑り落ちていました。

 

その方はたいした怪我もなく良かったのですが、電動セニアカーは横たわり一人で持ち上げるにも重く、近くの交番に助けを呼びに。

何とか土手から引き上げる事はできたのですがハンドル・ライト等、破損して運転できる状態ではありませんでした。

そんなこんなで修理屋さんに連絡して待っている間、警察の方と

この所、電動セニアカーの事故が年々多くなっているとお聞き致しました。

電動セニアカー利用する方々が増えた事もあるのでしょう。

ただそれだけではありませんでした。

その方は一人暮らしで農業を趣味としているとの事。

以前は兼業農家だったそうです。

 

子供さんはお見えですが他府県に在住。

子供さんは農業を継ぐ気もなく、逆にこっちに来ないかと誘われている。

 

しかし、農業を辞める決心がつかず、今に至っているとの事。

何か複雑な思いを感じました。

 

農業を辞めたら、誰かにお願いしなければ耕作放棄地となるし、

住み慣れた所から離れるも。

 

だから、本人なりにはがんばって電動セニアカーで畑にお買い物にと使われてるそうです。

 なんだかんだで、いろいろな背景があるんだと考えさせられました。

こんなこと

高岡

続けること

2012年2月15日(水)

先日家族で、今シーズン初のスキーに行って来ました。
約一年振りのスキー。
まずはゴンドラに乗って山頂まで上がり1本。何とか中腹のリフトまで滑り、また山頂へ。何本か滑っている間に感覚が戻って来ました。でも、普段は運動どころかウォーキング(お買い物に行くのも自転車やクルマがほとんど・・・^^;))すらする事のない私。本数が増えるにつれ、膝は笑い筋肉痛におそわれ始めました。
帰りのクルマの中で『トレーニングしなあかんな~』と主人と話していて、ふと思い出しました。

『去年も同じ事言ってたな・・・』

『それ、私もある!』って、共感していただいている方も多いと思いますが・・・(たぶん多いはず!!)。

自分一人でちょっとしんどい筋力トレーニングやランニング、ウォーキングを続けていくって難しいですよね。

お金を払ってジムやスイミングに通ってたら『行かなもったいない!』とまだ続きそうですが、ズボラな私が家で一人続けていくのはホントに難しいです。

 

これって患者様も同じかな・・・。

障害があり、始めるのに時間がかかる、手伝ってもらわないとできない、1人で出来るけど大変、しんどい・・・いろんな事情で『運動しなあかん!』と思いながらも続かない方も多いんじゃないでしょうか。

多くのリハビリスタッフは、患者様がご自宅に退院される時に『自宅で出来る自主訓練メニュー』なるものを作ってお渡ししています。

私自身も何度となく作り、退院される際に『継続は力なりです。続けてくださいね。』と言葉を添えてお渡ししてきました。しかし、アラフォー世代になり、自分の体のいたるところに老化を感じるようになった今、もっと続けていけるメニューを提供すべきであったと反省しきりです。

この反省を踏まえ、このブログ中で、生活の一部として出来る事や、○○しながらでも出来るetc・・・続けていけそうなものを紹介できたらと思っています。

 

そして、来シーズン スキーへ行った時に膝が笑わないようにしたいと思います。

脱、三日坊主! 頑張るぞ!!

 

 

へんなこと

橋本

受容すること

2012年2月14日(火)

世間ではバレンタイン・デイと言うことらしいです。

いわゆる「義理チョコ」ではない「本命チョコ」を手にして久しく、また数えるくらいにしかない私にとっては、余り縁なき日本の習慣です。

 

先日、妻と久しぶりに堅田(注1)のイズミヤ(注2)へ出かけたとき、スーパー内の眼鏡屋に連れて行かれ、「あんた、チョコなんかよりこっちがええやろう」とルーペを買ってもらいました。

そうなんです。最近細かい字が読みにくくて、近視眼鏡をずらして顔を近づけて文字を読む癖がついてしまってるんです。妻からしたらそんな姿が爺むさくみえたんでしょう。ありがたく受け取りました。

 

高齢の方と話していると、「最近足腰が弱くなった」とか「物覚えが」とか身体の衰えを口にする方が多いです。

そう口にはされていても、本当にそう思っているのか、疑問に感じることも少なくありません。足腰が弱くなったと思うのなら、何故何時までも若い時のように立ったまま靴を脱ぎ履きするのか?何故腰掛けてしないのか?物覚えが悪くなったと思うのなら、何故メモをとろうとしないのか?

 

結局口にはしながら、心のどこかで「まだまだ大丈夫」「まだ何とかなる」「そう大したことじゃない」。そう言い訳しながら、本当は衰えを認めていないのじゃないのかなと思えるんです。

 

「昔はこうじゃなかったのになぁ」☚生まれた時は若かったって嘆いているのと同じだよ!!

まさかこんなものが必要になるとは・・・

 

注1 堅田:大津市、琵琶湖大橋の西側

注2 イズミヤ:近畿地方を展開するスーパーマーケットチェーン

どんなこと

遠藤

雛人形を飾って…

2012年2月13日(月)

先日、我が家に雛人形が届きました。

そこで、さっそく飾ってみました。
私は、男兄弟しかいませんので、雛人形を触るのは初めてで、
ドキドキしました。
 
(全国的にはお雛様とお内裏様の並べ方は、イラストのように並べることが多いようですが、京都は左右反対なんですね。初めて知りました。) 
 
 
 
 
飾って一息ついて、ふと思いました。
今は、こうやって、飾ることに不便は感じませんが、
自分が片麻痺などになったら、どうだろうって。
片麻痺だったら、烏帽子の紐は結ぶの難しいなあ、どうするかな?
 
こうやって飾ることも、娘にしてあげることができる親の仕事だって気がしたのですが、
それをしてあげられなくなったら、悲しい気がします。
(さらに…)

こんなこと

岩崎

認認介護

2012年2月12日(日)

老老介護については一般的に知られる言葉となりました。

しかし、認認介護についてはまだまだ知られているとは言えません。

認認介護とは、認知症の方が認知症の方を介護する。例えば、認知症の夫が認知症の妻を介護すると言った話です。

どちらも介護が必要であり、どちらも主介護者である状況。

 

 

まさに五十歩百歩。

 

 

 

核家族であればこそ、出来れば元気なうちに話しておかなければならない事の一つと思います。

子供さんもしくは親戚もしくは信頼できる方々へ意思を伝えておくと善いのかも知れません。

なぜなら、

近頃、息子娘さんはキーパーソンではあるが、他府県在住である事例も多くなってきました。

息子娘さんは週に数回は来られ、手続きや保証人といった具合の役目でしょうか。

そのため実質は核家族であり、老老介護であり、その主介護者(入院されていない方)が軽度認知症を思わせる様な事例も見られます。

ですからカンファレンス前にはキーパーソンから家族状況をお聞かせ頂き、主介護者への問題も見落とさない様進めるのですが、

 

いざ、カンファレンスになると、

息子さん娘さんは『お父さん、お母さんどうしたいの?』とお聞きされます。

 

息子さん娘さんは軽度認知症とは分かってはいるのですが、

この様な言葉が出てしまうそうです。

 

意思を事前に伝えるのは、難しい事かもしれません。

しかし、困ったが無い様にはしていきたいものです。

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