京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

あんなこと

高岡

趣味

2012年3月02日(金)

今日は今は亡き義父のお話を少しさせて頂きます。

義父は40代後半に脳出血を患い手術をした後、自宅へ帰り義母と二人で生活していました。かれこれ30年程前のことです。右半身のマヒと重度の失語症が残りました。杖と装具を使い何とか歩いて自宅へ帰りましたが、田舎の昔ながらの家・・・義母と二人での生活・・・今のように介護保険や社会資源もなく本当に大変だったそうです。

そんな義父が頑張って始めたのが書道。

元々、達筆で筆で文字を書くのが好き、趣味で書道をしてたこともあり義母が勧めたようです。右利きだったのですが、マヒのため右手は全く使用できず、利き手交換をしながらの再開です。最初はなかなか文字にならず大変だったようですが、元々好きだったこともあって見る見るうちに上達していったそうです。

義父は13年前に他界しましたが、作品がわが家にあります。

写真の掛け軸が義父の作品(部屋が狭く全景が見えずごめんなさい)です!どこかの書道家の作品のように見えませんか?

(身内のことを自慢するのもなんですが・・・)障害を持ちながらも好きなことを続けてここまで達成できる義父は凄い人です。

年をとっても、病気になっても好きなことを続ける“生きがい”を見つけるのって大切ですよね。


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