京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

こんなこと

遠藤

去る人、残る人、来る人

2012年3月26日(月)

もうすぐ新年度です。

年度が変わると、多くの職場で、スタッフが入れ替わると思います。

 

残る人には、いままで築いたものをさらに成長させて欲しいと期待します。

来る人には、これから真摯に取り組んで、成果を出して欲しいと思います。

 

そして、

去る人には、今まで職場で身につけたことを生かして頑張って欲しいと思います。

ただ、恥ずかしいことはしないで欲しいとも思います。

 

去った人=残った人や来る人ではありませんが、

去った人に出会った、うちの職場を知らない人から見れば、

去った人=うちの職場の全員 と思われてしまいがちです。

でも、それを修正することはできません。

 

こんな心配しなくても良い人も居ますし、まだまだ心配な人も居ます。

 

みんな当院の仲間です。

仲が良くても悪くても、ひっくるめて仲間です。

 

自分が職場を去るときに、仲間からそんな心配されないスタッフにはなりたいですね。

それが来年か、十年後か、定年退職するときなのか分かりませんが、

その時にそうなっておきたいです。

 

去る人 心配かけないで!

残る人 まだまだ成長しよう!

来る人 これからいろいろ頑張ろう!

私も...

あんなこと

橋本

13歳のハローワーク(あるいは教えたら出来る仕事なのか?)

2012年3月26日(月)

ご存知ですか。今から9年前に作家村上龍さんがものした「13歳のハローワーク」。

書店で手にとって見た時、とてもいいガイドブックだなと思いました。私自身13歳の頃を思い出すと、中学生と言えどもやはり見える世界、住む世界はずいぶんと狭く、世に存在する職業なんて数えるほどしか知らなかった事を覚えています。その数少ない職業の中から、先々の進路を決める事の難しさと言うか、寂しさと言うか。結局いろいろと考えてみても、やりたい仕事、出来そうな仕事に行き当たらなく、結局サラリーマンになるしかないのかと考えていた記憶があります。

 

そう言った点で「13歳のハローワーク」はこれから進路を決める中高生にとって、選択肢を広げるいい本だと素直に思いました。

 

後年、「13歳のハローワーク」はホームページになりました。そこでは本の頃より多くの職業が登録・紹介され、仕事の内容は勿論の事、どうすればそう言った職業に就けるのかアドバイスあり、適正診断あり、さらに実際にその職業についている大人たちのコメントがあり、進路に悩む中高生たちの相談にまでのるというとても懇切丁寧なものです。

 

私も時々覗いていたんですが、見るのやめました。せっかくのホームページが駄目人間育成校になっているような気がしたのです。

中高生を中心にして下は小学生から上は大学生の仕事に関する質問も多く寄せられ、それに対してさまざま職業に就く大人たちが答えていくと言う掲示板様のページもあるのですが、例えば「将来医師になりたいと思うのですが、どういった学校を出てどういう資格を取ればいいのですか」と言う質問が掲載されるわけです(例えばと書きましたが、実際にあった質問です)。

 

これに対して答えが寄せられたかどうかまで見届けはしませんでしたが、みなさんはどうお考えになりますか。小学生から医師になりたいとはしっかりした子だと?

 

残念ながらこの質問を寄せたのは高校生でした。私にはこの高校生には二つの問題があると思います。高校生でありながら医師になるにはどういう学校を出て、どういう資格が必要なのかわかっていない事と、本来自分で容易に調べられるように用意されたホームページを活用することなく安易に人に聞くことで済まそうとしている事です。

 

この高校生に限らず、ほんのちょっと調べればわかるような事を多くの子達が質問しています。あっさり教えてもらう事よりも、自分で考えて、調べて得た答えの方が長く記憶できるという事を知らないようです(だから学校の授業を半分も覚えていない人の方が多いでしょう。半分も覚えていられたら誰しも難関大学にいけます)。

 

リハビリテーションの学校に通う学生も同様です。就職後もちゃんと教えてもらわないと(仕事が)出来ないと臆面もなく言います。

就職ガイダンスの折に私はこう言い返します。「教えて出来るのなら、××××××雇わなくとも、その辺の××××××××××に教えてやらせた方が×××××、教えて出来る事に資格なんざ必要ない」(文章中に不適切、過激な表現がございましたので、伏字といたしました:広報委員会)

 

皆さんはどうお考えになるでしょうか。そのとおりだ!でしょうか。そうは言っても今時の人には難しいだろう、ですか。

 

医療と言うサービスを受ける利用者として考えたらいかがでしょう。自分ではわからず、考えず、人に聞いてすまそうという医師やセラピストに身を任せたいですか?病気後の将来を託せますか?

 

 


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