京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

へんなこと

橋本

どうだろう

2012年3月05日(月)

今日も就職見学の学生さんが来ていました。国家試験が終わってから見学希望の電話がほぼ毎日入ってきています。

もう長いこと採用に関わってきていますが、ここ何年か気になるのは、見学にしろ就職セミナーにしろ、ほとんどの学生が何の質問もしてこないということです。たまにあったとしてもそれは資料を読めばわかるような話ばかり。

こちらから質問ないかと振っても、「特にありません」。

 

普通雇う側がこれから就職を考えているという人間に、自社に不都合なことを言うでしょうか?

おそらくどこでも都合がいいこと(というか美味しい所だけ)だけしか言わないんじゃないでしょうか。

質問をしない、考えていないと言うのは、相手の都合のいい話だけを聞いて就職先を決めると言うことになるんですが、そういうつもりなのかと聞くと、そんなつもりはないと言う。じゃあ相手の言わないことでこちらが知りたいことを、どうやって聞き出すのかと聞くと「わかりません」。

 

世間ではコンプライアンス無視の企業を「ブラック企業(会社)」などと言っているようです。ブラック企業の特徴は実態とはかけ離れた労働環境にもかかわらず、事実とはまったく違う説明で人を雇い入れたりもしているようですが、いざ働いてみて「こんなはずじゃなかった」となるわけです。

 

病院の中でブラック企業などと言うものがあっても、そこの採用担当者はリハビリの学生に実態とはかけ離れた労働環境などのでたらめを言う必要がまったくないなとしばしば思います。

だって聞いてこない学生がほとんどですし、何を聞けばいいかもわかっていません。本来は就職に際して確認するべきポイントなどは、大学だったらキャリアセンターなどが担うんでしょうけど、どうなっているんでしょうか。学生が聞いていないのか、学校が教えていないのか。

 

ここらへんは、また夏以降学生の就活が活発になる頃に再考してみたいと思います。

 

 


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