京都大原記念病院グループリハビリスタッフのあんなことこんなこと

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高岡

生活リハビリ

2012年8月26日(日)

当院は回復期リハビリテーション病棟を中心とした病院です。

(何回も書いてくどいですね。ごめんなさい。)

そのため、病棟での生活も出来る限り日常に近い状態で過ごして頂くように取り組んでいます。

 

例えば、

朝起きたらパジャマから普段着に着替える。

そして、寝る前にはパジャマに着替えて頂く。

寝食(寝る場所と食事をする場所)は極力別にする。

洗面も出来る限り、洗面所で行ってもらう。

日中の排泄は出来る限りトイレまで行ってもらう・・・etc etc

( もちろん全て患者様の状態に合わせて、見守りやお手伝いが必要な場合はお手伝いさせて頂きます。)

 

なので、

回復期リハの病棟は朝から賑やかですし、

治療が最優先となる急性期病院から入院してこられた患者様にとっては、

これまでやってもらってたことがやってもらえない。

自分でしなきゃいけない・・・と、

この入院生活に慣れるまでは少し大変です。

やり方が変わったり、自助具が必要になったり・・・

入院する前と方法は違っても、これからも必要です。

これも大切な生活リハビリになります。

トイレもお風呂も模倣での訓練も大切ですが、実際とはやっぱり違います。

(例えば、お湯を張ったお風呂は湿度や浮力、滑りやすいなど・・・お湯の張ってないお風呂とでは全く別物です。)

 

誰でもそうですが、リハビリの訓練で『できる』からといって、日常の生活の中で毎日『している』わけではありません。

頑張れば出来るとか、リハビリのセラピストが側にいれば出来る・・・訓練中にはできているけど、日々の病棟生活の中では出来ない・・・

そんなこともたくさんあります。

 

『している』ことを『できる』ことに近づける。

このために生活リハビリがとっても大切になってきます。

『入院生活全てがリハビリ』・・・ですね。


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