ブログ1周年となりました。
2013年1月11日(金)
スタート当初は大丈夫かいなと思っていましたが、思いのほかネタに困る事も無く、穴をあける事もさほど無く、1年走り切ることができました。
月並みですけど1年って早いですね。
私事ですが、先日の日曜日には息子が10歳の誕生日を迎えました。1年でなく10年を数えたとしても、早かったなと言う印象です。
時の経過をたどる時、子供は飽きっぽく、年寄りは気が長いなどと言いますが、これを心理的相対時差と言うそうです。
全人生に占める1年の割合は年齢によって違うわけですから、例えば1歳の子供にとっての全人生における1年の割合とは1(年)/1(年)=100%ですが、100歳のお年寄りにとって全人生における1年の割合は1(年)/100(年)=1%ですから、土台感じ方が違って当たり前と言うわけです。
(まぁそれとは別に楽しい時間は過ぎ去るのが早いとも言いますね。惚れた相手といる時間は流れるのが早いんじゃないですか、皆さん)
私にとってこれからの1年は1/50=2%です。感じ方はどうあれ、1年は1年。貴重な時間に違いはありませんから、大事にしなきゃなと思います。
大事な時間ですから、何事にも効率が求められるのは仕方ないなと思いますが、この1年間あちこちに出張して感じたのは、人付き合いに効率ってないなということです。仕事ですから結果を求められるのは当然ですが、人付き合いでいつも結果ばかりを念頭においていたら、良好な人間関係を築くのは難しいですし、結局良い結果も得られないでしょう。
これからの1年、私の仕事においては外部の方々とどれだけ良い人間関係が築けるかが大事と考えています(実は今日も日帰りで出張中です)。
次回私のブログは1/15です。
戎
2013年1月10日(木)
1月10日は十日戎(本戎)。
関西ではえべっさんで親しまれ、商売繁昌で笹もってこいで知られております。
ちなみに、なんで笹なんでしょうか?と疑問に思い、少々調べて見ました。
笹と言えば竹。
古代、人は竹のもつ清浄さ、根強さ、節により苦難に耐えしのぶ姿、冬でも青々とした葉をつけ、生命の無限性と強い生命力と神秘性を感じ取られたそうです。そうした常に青々した葉をつけているところに『いのち』を生み出し続けていると見立てたとの事。
※確かに、竹取物語にも、その様な箇所がありますね。
だから『子宝』『吉兆』と呼ばれる鯛や米俵など、笹に付けるのだと。
そんな深い願いがあるんだと改めて勉強になりました。
今も昔も『いのち』については大切であり、尊いものであります。
リハビリは、いのちに対して直接関る事は少ないと思います。
しかし、その方々が『いのち』ある限りどの様な事がしたいのか?
どの様な暮らしを望んでいるのか?
後方支援としてサポートが出来ればと思います。
なるようにしかならない。
2013年1月09日(水)
今日も寒いですね。
以前の部ログにも書きましたが、体温が1度下がると免疫力は10~30%下がります。
こう寒い日が続いてくると、風邪や体調不良を訴える人が増えています。
寒さに負けないためにも体調管理の基本『運動・栄養・休養』気を配りたいですね。
私が良く口にする言葉『なるようにしかならない』。
人間生きていたら、思うようになること・ならないことたくさんあります。
頑張って努力したことによって思うようになることもあるし、
努力して、努力してもがき苦しんでも結局『なるようにしかならない』こともたくさんある。
それに、
自分の思うようにしたいと我を張って(わがままを通す)しまっても
そこから生まれるものに良い結果はありません(正論であれば別の話ですが・・・)。
楽観主義と言われそうですが、
気持ちが落ち込んでいる時やどうしようもない時に『なるようにしかならない』と思うことで絡まった糸がほぐれ、少し気持ちが楽になれたり、
どうしようもなくなった時、「なるようにしかならないと吹っ切れた」なんて経験のある方も多いと思います。
吹っ切れた後に上手くいってたなんてこともありますよね。
また、そこから、これまでとまったく違う視点が出てくるときもあります。
2013年始まったばかり。
次のステップへ進むために。。。
たまには『なるようにしかならない』の精神で
不安やストレスから気持ちを開放してみませんか。
一人暮らし
2013年1月08日(火)
突然ですが、
学生の皆さんへ
一人暮らししたことありますか?
今、一人暮らししていますか?
これから、療法士になる人にはぜひ一人暮らしを経験してほしいと思います。
私自身は、学生までは親元から通うだけで、就職するまで一人暮らしはしたことありませんでした。
もちろん実習期間中など一人で暮らしたりはありますが、期間限定です。
実習期間中の一人暮らしで、一人暮らしをしていた気になっていましたが、実際就職して一人暮らしをすると、違います。
(うちのボスが一人暮らしの経験を推奨する理由が分かります)
実習期間中などは、お尻が決まっています。ある日が来たら、一人暮らしが終わります。だから、しなくて良いこと、我慢できること、気にしなくて良いことがありました。
でも、本当に一人暮らしを始めると、そうは言ってられないことが増えますし、我慢すると決めたら本当に我慢し続けないといけません。終わりは見えません。
この一人暮らしで、親のありがたみというよりは、親のすごさを感じました。
そして、一人で暮らすことの大変さ、住環境の大事さも感じました。
その上で、患者さんと関わって話を聞くと、立派な人生を歩んでこられたんだなと、感心します。今自分が苦労していることを苦労と感じず、もっと大変なことをさらりと過ごして来られていることが分かるからです。
だからこそ、どうやってこの方が楽になれるかを考えたくなります。それが意欲になって私は取り組めたりしました。
人は、いくら真剣に話を聞いても、
比較対象を自分の中に持たないと程度を感じれないことがあります。
想像だけでは、体感できないことがあります。
だから、多くの実体験は役に立ちます。もちろん実体験が必ずしも正解を導くわけではありませんが…。
まだ未経験な方は、まずは一人暮らしを、
就職先を探す巣立ちの時期に、一度検討してみてはいかがでしょう。
意識すること。。。
2013年1月07日(月)
今朝は七草粥食べましたか。
今日1月7日は一年の無病息災を願い、厄払いと健康を祈って春の七草粥を食べる日。
呪術的な意味合いだけでなく、お正月料理に疲れた胃を休め、青い野菜の少ない冬に青野菜を補食する意味もあったようです。
春の七草といえば『せり、ごぎょう、なずな、ほとけのざ、はこべら、すずな、すずしろ』この七つ。
子どものころお正月明けに食べていた七草粥にこの七つが入っていた否かはわかりませんが、
美味しいものとして食べた記憶はありません。
祖母や母から『体に良いものだから食べなさい!』と諭され食べていたように思います。
私が小さいころは、たぶん田んぼや畑のあぜから摘んできていたのだと思うこの七草も
最近は季節の食材として七草セットなるものがスーパーで売られています。
便利になった反面、なんだか寂しい気分になってしまいますね。
ところで、
昨日、息子のお友達ファミリーと一緒に車に乗っている時
突然「空気が読めない」と息子が呟きました。
何のことだろうと思い尋ねると、会話と会話の一瞬の間(10秒程度でしょうか)が気になったらしく
何かしゃべったほうが良いのか、黙っていて良いのか迷って出た言葉が「空気が読めない」。
これには、こんなことを気にするなんてと心配になってしまう半面、少し気遣いするようになった息子の成長を感じました。
息子のこの使い方は間違っていますが、
最近、(場の)空気が読めない人が増えてきているように思います。
時々あるのが、他人の表情や言動の裏にある訴えを感じ取ることが出来ず怒らせてしまう・・・
少し寄り添って、お顔を見て傾聴するだけでも気づくことは多いと思います。
その時に空気を読んで場に相応しい発言をする、必要に応じて発言や行動を控える。
「空気を読む」というのは、その場の雰囲気や周囲の人達の表情や言動を感じ気づくことが出来ること。
この季節
2013年1月06日(日)
昨日(1月5日)、暦の上では小寒であり、これから益々寒さが厳しくなります。
その様な時期であり、今日は特に冷え込みが強く感じられました。
外を見ると自動車のフロントガラスどころかボディーまで凍っており、
また道路に設置されている掲示板では-3℃が表示され、その付近では氷柱を久しぶりに見ました。
※私の家は山付近でございますので・・・。
特に寒さを感じたのは、着替えをする時。
休日は暖房が効いた部屋でのんびり着替えをするのですが、本日は勤務日ですのでその様には行きません。
※本日、暖房器具のタイマー時間を間違えてセットしており、この様な事に。
朝から時間との戦いで、暖房が利く利かない関係なく早々に身支度をしたのですが、
服を脱ぐのはまだしも、服を着るにもその服は冷たく身震いしながら着替えを済ませました。
しかし寒さのおかげで目はしっかりと覚めますが。
これからの季節、特に温度差には注意が必要となります。
特に血圧に問題を抱えている方は、温度差が大きいと血圧の変動(高くなったり)は心臓・脳への負担となりリスクとなります。
特に
・お風呂(一番風呂は浴室が暖まっていないため)
・トイレ(朝のトイレは冷えます)
・水周り付近(朝の台所は足元が冷えます)
など
しかし一番大切な事は、急いで行動しない事でしょうか。
そう考えると、この季節スローライフで如何でしょう。
便利さと退化
2013年1月05日(土)
年末から年始にかけて、私の実家に帰っておりました。
さまざまな都合あって、行きも帰りも渋滞の多い時間に移動することになり、
行きは、所要時間が同じならと、遠回りの一般道をのんびりと向かったのですが、
帰りは、一般道でいくとちょうど京都の入り口で大渋滞が予想される時間になるし、
かといって、高速は途中で大渋滞していて、渋滞は成長中・・・。
結局、渋滞した高速を選択し、覚悟していたよりも早く家につくことができました。
さて、いつも渋滞にハマると思うことなのですが、
私が免許を取ったころと比べて、また、10年前と比べて、
大きな渋滞が起こる場所は、さほど変わらないものの、
不思議なところで、小さな渋滞や流れが悪くなることが増えたと感じます。
(そんな渋滞を抜けたとき、「なんで?」と突っ込んでしまいます)
年に何度か実家に帰る道のりは、大きく2パターンあるのですが、
同じ道のりでも、同じように感じることが増えたなぁと。
以前、自動車系の雑誌で読んだのですが、
「MTの車がまだ普通にあった時代」に比べて「殆どの車がATの現代」では、
平均的な人の運転技術が下がってきているそうで、
未熟な人や不得意な人が運転しやすくなった半面、
ちゃんと運転技術を習得し、意識的に操作しなくても、運転できてしまうと。
とくに最近の車は、静かになり、自動化されるなど、いろいろと良くなったことで、
速度感覚が分かりにくくなり、速度を調整する意識も減りやすいそうで、
坂道の登り下りで速度がアップダウンしている自覚がなかったり、
後続の車が並んでいるのに、追い越し車線で、先頭をずーっと・・・、
ということも起こりやすく、渋滞や混雑に繋がることがあるとのこと。
もちろん、重大事故が減るような道具の進化も大事ですが、
(昨日の報道では、死亡事故はここ数年減っているそうです)
道具の進化の恩恵で、人間がどんどん退化していると思うと
退化に対する対策も大事ではないのかなぁ・・・と感じることが多くなりました。
そういえば私も、仕事やプライベートでも、字を書くことが減り、
PCやスマホなどで入力することが殆どです。
字がどんどん下手になるばかりか、読めても書けない漢字が増えてきました。
それも、自分が簡単だと思うような漢字が書けないことがある・・・。
年末、年賀状のひとことを書くにも、字が微妙で、四苦八苦したところです。
技術や便利さ・・・という甘い言葉にさそわれても、
一度立ち止まって考えて、
自分の力を養うような生活を意識的にやらないと・・・と感じた年末年始でした。
御用始め
2013年1月04日(金)
本日から、仕事始めの方も多いかと存じます。
京都大原記念病院は365日体制ではございます。
しかしグループとなりますと、訪問リハビリならびにデイサービスなど在宅の一部は本日から仕事始めとなります。
そのため本日、新年の拝賀式が行われました。
その席で、今年も1年が本格的にスタートするのかと思うと、
身が引き締まる思いと、どの様な仕事作りが出来るのだろうと思いながら、
また今年はどの様な事をして行こうかなと考えると、何か不安と楽しみが交互に押し寄せて来ます。
しかし、『今その時を愉しめ、今その時を楽しまずして今日は無い。
今日を愉しめ、今日を楽しまずして明日は無い。
明日を愉しめ、明日を楽しまずして未来への希望は無い。』
その様な、ワクワク ドキドキで過ごして行きたいと思います。
しかし現実は、年末に片付いていない仕事が山盛りの状態です。
※皆様はどうですか?
『ワクワク ドキドキしてる暇があるならサッサと片付けてしまえ』と声が聞こえて来そうですが、
しかし考え方一つ、『今やる事があることを楽しむ』で行きたいと思います。
皆々様、未来に向って、さあ、お仕事致しましょうか。
成長の年
2013年1月03日(木)
あけましておめでとうございます
いつも拙い記事になってしまいますが、よろしくお願いいたします。
さて、2013年ですが、
京都大原記念病院グループにとって、ひとつ成長する年になりそう。
というのも、
リハビリテーション専門クリニックを春に開院する予定です。
一般の電気治療やマッサージではなく、
介護保険でのリハビリテーションではなく、
外来で、回復期リハビリテーション病棟並みの充実したリハビリを目指しています。
また、
NEURO15や促通反復療法、ボツリヌス療法+集中リハなどに加え、
高次脳機能障害や装具など、専門外来も予定しています。
まだまだ、開院準備の真っ最中ですので、多くをご説明できない状況ではありますが、
ご興味の有られる方は、「京都大原記念病院 地域医療連携室」までお問い合わせください。
一本の映画
2013年1月02日(水)
さて正月2日です。
初夢は如何でしたか?
私は年末から抜け出したマッタリした年始より、喧騒の師走の雰囲気が好きです。
テレビも年末は結構見るんですけど、年開けると退屈に感じます。
昨夜も帰宅後目を引くテレビがなかったので、年末見た映画をもう一度観ました。
「荒野の決闘」。原題は「My Darling Clementine:愛しのクレメンタイン」ですから、随分と勇ましくも無粋なタイトルになってしまってますが、史実にあるOK牧場の決闘をクライマックスに持ってきていますから、仕方ないのかもしれません。
西部の街の日常を描き、所々にワイアット・アープのクレメンタインに対する気持ちを小出しにしながら(親友ドク・ホリデイの彼女だった?からあからさまにはできないんでしょう)、決闘と別れまでが筋立てです。
ともかくラストの別れの言葉が印象に残ります。
Ma’am,I’m sure I like that name,Clementine.(台詞は翻訳修業中の嫁さんに聞き取ってもらいました)
「(私は)クレメンタインという名前が好きです」(これは字幕スーパー)
字幕でもなんとなくワイアット・アープのやるせない気持ちが伝わりますが、”Ma’am”は会話の流れから考えると奥さんじゃなくて「先生」といったところで、クレメンタインの女性を意識していないことを言いたかったのかも。
”your name”でいいところをあえて”that name”としたのも、胸のうちは明かせないけど、でもやっぱり言っておきたい。そんな気持ちが伝わってくるようです。
時代背景や二人の関係を考えても、万事ストレートな印象のあるアメリカ人が、こんな回りくどい言い方を?とは思いましたが、私の偏見でしょうか。役者によるところもあるんでしょうね。ワイアット・アープ役をヘンリー・フォンダじゃなくてジョン・ウェインだったら「おらぁ、俺についてこいや」ってな感じになるんでしょうね、やっぱり。
時に男女の仲と同じように持って回った言い方になるのが、利用者さん(患者さんとご家族)とわれわれ医療機関の仲ということになるのではと思っています。特に患者さんやご家族の側からすると病院に入院させて「もらっている」という意識からか、何か言いたいことや不満があっても遠慮があってなかなかストレートに言えないか、言わずに我慢してしまうと聞きます。
入院中の利用者さんはそうなるんでしょうけど、外来の利用者さんはどうなるんでしょうか。不満を言ってくれるだけありがたいことですが、そうでなければ黙って違う医療機関に鞍替えでしょう。
結局なかなか利用者さんの不満や不安は私たち医療機関の者には届きにくいってことです。
そういう利用者さんの立場を理解して、私たち医療人は言われずとも意を汲めるようになれればいいんでしょうけど、男女の仲と同様なかなか難しいようで…。
とにかく意中の異性がいる人は一度使ってみてもいいかも。
「私は〇〇という名前が好きです」
ちなみにClementineは調べてみるとフランス語で柑橘系の果物の名前のようです。
日本ならさしずめ「みかんちゃん」と言ったところか。
次回私のブログは1/11です。