ならぬことはならぬもの。。。
2013年1月17日(木)
NHKの大河ドラマ『八重の桜』見てらっしゃる方も多いのではないでしょう。
このドラマの中で10人前後の子ども達がみんなで唱和していた『什の掟』
一、年長者(としうえのひと)の言ふことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言(うそ)を言ふことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいぢめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人(おんな)と言葉を交へてはなりませぬ
『ならぬことはならぬものです』
この内容は「年上の人の言うことに背くな」「きちんとお辞儀をしろ」「嘘をつくな」「卑怯なこ とをするな」「弱いものイジメをするな」というもの。
(「外でものを食べるな」とか「外で男女が言葉を交わすな」ということは今の世の中にそぐいませんが・・・)現代に置き換えても当たり前にしなければならないことではないでしょうか。
この『什の掟』は子ども達が作ったルールで、このルールをみんながきちんと守れているかの確認や守れなかったメンバーに対してのペナルティ・・・すべてを子ども達が考え作ったものだそうです。
歴史の詳細は知りませんが、幼い子どもであっても会津藩士の子としての自覚をもち、大人に強制されるでもなく『什の掟』を通して自分達で社会の仕組みを学んでいたんですね。
ところで、
仕事でもプライベートでも世の中には守らなければならないルールはたくさんあります。
守らなかったことで、自分自身が困るのは自業自得ですが、周りに迷惑をかけるのは論外。
でも、
世間一般的にはおかしなことであっても、自分の身に起きると「それは別」と勝手な理由で正論にしてしまう大人がたくさんいます。
それでは、子ども達がルールに背いた時に「ならぬことはならぬものです。」と言っても大人の話を聞くわけありません。
この『精神』 現代の子ども達にも見習って欲しいことですが、
「ならぬことはならぬものです。」と胸を張って言えるように
まずは大人が今の自分を振り返り見習いたいですね。