拍子に…
2013年2月28日(木)
うまく動けないとき
体がうまく動かないとき、頭がうまく動かないとき、気持ちがうまく動かないとき
いろいろ動かないときがあります。
周りから見ると、ナゼそんなことになっているの?って思われますね。
うまく動けない理由には、切り替われないだけってケースが結構あります。
そして、何かの拍子に急に動けてしまうのです。でも、何かの拍子を自分で作ることが難しく、
周囲の手助けや偶然によってその拍子を得られることがあります。
そして、その拍子を一度得られたら、次からはうまくいったりすることもあります。
しかし、また、違う拍子が必要なこともあります。
そんなことをリハビリでも大事にしています。
腕を動かす機能訓練ひとつでも、普通に肘を曲げたり伸ばしたりするのに、動かそうとすると
どうもうまく動かせないのに、ダンスになったら動くことがあります。
ダンスが拍子になるんですね。
頼まれた用事を思い出せなくなるのに、
用事を書き込んだカレンダーを見たら、どんな状況で頼まれたかまで思い出せる方もいます。
カレンダーを見たことが拍子になっているんですね。
ひとつのことにこだわって、ずーっとそれを話していたのに、綺麗な花を見かけたとたんに、
ぜんぜんその話をしなくなって、いつもの様子に戻ることがあります。
綺麗な花が拍子になっているんですね。
そんな拍子をあえて作っていることを象徴するのが、
たとえばただ楽しいだろうと、レクリエーションをしているのではなく、
リハビリとしてレクリエーションのようなことをしているときだったりします。
しなければならないって強い思いが行動を固めてしまいます。
でも、その思いをふっと弱めて違う思考をよぎらせてくれると、
体も頭も心もまたいつもどおりに、いつも以上に動き出すことがあるんですよね。
ほら、
いつの間にか身体が動いたでしょ?
いつの間にか思い出したでしょう?
いつの間にか気持ちが楽になっていたでしょう?
「いつの間にか」を、「いつものこと」にしたいために、
そんな為にもリハビリはあります。
無理?!
2013年2月27日(水)
もうすぐひな祭り。
2月に入って早々におひな様を飾りました。
(と言っても主人が飾ってくれましたが・・・)
ところで、中学生の娘は今週月曜日から今日まで学年末試験。
塾の帰りが遅いこともあって、自宅学習している姿を見ることは滅多にありません。
そんな娘が、この時期いつにもなく机に向って勉強しています。
なので、
『平均80点以上になるように頑張りや。』と声をかけると
間髪入れずに『無理!!!』
私的には「無理って、何もしないうちから無理はないでしょう!」と思うのですが、、、
これはうちの子に限ったことではなく、子どもの友達や息子が所属する少年野球チームの子ども達からもよく耳にします。
無理とは「実行することが難しいことや行いにくいこと」を意味していますが、
最近の子ども達が言う『無理』とは
自分がやりたくないことや面倒くさいことを示しているようです。
身を削ってまで頑張れとは言いませんが、
何もしていない、努力もしないうちから『無理』返されるのは少し寂しい気がします。
だから、子ども達には『無理って言う前に少しは頑張ろうね。』と話してます。
今しか出来ないこと、やってみたら面白いことがあるかもしれません。
だから、
食わず嫌いせずに何にでも向き合えるようになって欲しいですね。
経験と知識+α
2013年2月26日(火)
先週、京都では、積もらないまでも雪が舞うことが多くありました。
積雪は多くないのですが、1月2月で雪が舞う日はそれなりにあったように思います。
最近、新しい診療所の準備に関わっていることで、
(名称は御所南リハビリテーションクリニックで、京都御所や京都地裁の近くです)
いろんな備品や設備の業者が病院まで来られて、打ち合わせする機会が多くあります。
何十年も前から京都におられる人では、大原という京都市で雪がとても積もるところ・・・
というイメージを持たれている人が多く、
京都は寒く、雪化粧する・・・という全国的にイメージがあるためか、
ちょっとでも、雪が舞うと心配されることが多くあります。
でも、
もう何年も京都に住み、この病院で勤務している私からすると、
この雪は積もらんやろな・・・とか、積もるよりも夜は凍るかな・・・とか、
普通に帰る時間ぐらいまでは大丈夫やな・・・ということがなんとなくなくわかります。
なので、
深夜や早朝に、路面に雪がうっすら覆われることはあっても、
日中に積もることなんて年に何度もないし、その頻度は中心部と変わらないから
今日の雪では、日中はそんなに心配しなくても大丈夫・・・と答えるのですが、
宙を舞う雪が多く感じると、不安に思わずにいられないようです。
ちなみに、勤務するスタッフは、
雪が降る日は、日が暮れると”道路が凍る”から遅くならないように注意しています。
それにしても、積もるときの雪と、積もらない時の雪では雰囲気が違います。
何が・・・といわれると、説明はできないのですが、たしかに違います。
これが、経験・・・というところで身に付けた能力ですね。
話は変わって、私が子供のころ、
夏休みの旅行と言えば、周りは「ディズニーランドや南の島に行く」が多かったけど、
夏といえば登山、という家庭に育ちました。
そのせいもあってか、学生の時にワンダーフォーゲルをしていた時期がありました。
そして、山では、天気を知ることが大事というか生死の境目ということで、
天気のことを学ぶ環境が自然とありました。
学生時代、隣県の通い慣れた低い山、TVの天気予報が「晴れ時々曇」という状況で、
経験的に天気は大丈夫だし、行動時間が短いからと、天気図などの作業をせず、
緊急時を想定したトレーニングと称して、軽装で山に入ったことがありました。
このとき、天気が急変し、ほぼ遭難・・・という状況を経験し、
あと、1時間下山の判断が遅ければ、危うくニュース・新聞沙汰・・・でした。
後日、天気の情報を振り返って調べると、そもそも危なかったことも分かりました。
これは、知識・・・がないと危ないという体験になりましたし、
決めたことを守るよりも、周りの状況により随時判断することの大事さを知りました。
そんなこんなで、
どこに出かけるにも、出かけるときには天気予報や経験だけに頼らず、
天気図や気象情報を自分で集めて、天気を判断するという癖がつきました。
自分で予報した天気は、(意外にも)大幅に予想が外れることは殆どなく、
天気が急変しても、早めに気付いて、冷静に対応できることが多くあります。
「経験と知識+状況対応力」を、山の天気で教わりましたが、
それはリハビリの仕事でも、同じだなぁと感じることが度々あります。
きっと、どんなことにも大事なことなのかもしれませんね。
これからセラピスト養成校へ進学を考えている人へ
2013年2月25日(月)
皆さんもご存知の通り、昨日理学療法士、作業療法士の国家試験がありました。今日辺りはそれぞれの養成校で自己採点をやることになっているのではないでしょうか。
マークシートに回答を書いて提出した以上、私たちが知らないだけで、結果は出ているんです。今更嘆いてもどうにもならない事です。
さてこれから理学療法士、作業療法士または言語聴覚士になろうと(養成校への進学を)考えている方々へ
進学してしまう前に一度考えてみてください。
あなたは何故理学療法士、作業療法士あるいは言語聴覚士になろうと(または進学しようと)考えたのですか?
自分自身や家族、身近な人の怪我や病気をきっかけにでしょうか。誰かに勧められてでしょうか。それとも偏差値で探したらその学校だったんですか?
動機が十分か、不十分か人それぞれですが、医師や看護師ほど過失で患者さんを死なせる心配はありませんが、大怪我させる危険は十分にある仕事です。生半可な気持ちでは患者さんに迷惑が及ぶと心得てください。
これから仕事を辞めて、進学しようとしている方は特に慎重に検討する事をお勧めします。
何故あなたはセラピストになりたいのでしょうか。人のためになる仕事をしたいから。今の仕事が面白くないから。今の仕事がうまくいっていないから。今の仕事より給料がいいから。病院勤務で安定しているから。
人のためにはともかく、仕事には裏と表があります。今の仕事が面白くないならセラピストの仕事も面白くなくなる事請け合いです。「面白き事もなき世を面白く」とは晋作さんですが、今の仕事が面白くないのは、面白い面を見ないからです。いずれセラピストの面白くない面しか見なくなるでしょう。
今の仕事がうまくいっていないなら、セラピストの仕事もうまくいかないでしょう。今の仕事がうまくいかないのは、あなたの仕事の進め方に問題があるからです。それを変えなければどんな仕事をしようが同じ事です。前にも書きましたが、「資格」は「出来る」という保証書ではありません。「やりたかったらやってもいいよ」程度の許可証でしかないのです。どうすればいいのか、どうやればうまくいくのかなんて誰も教えてくれません。教えて出来る類の仕事であれば、その辺の誰でもいいから引っ張ってきて教えてやらせれば良いだけです。何もわざわざ養成校を出て資格を取ったセラピストなんて必要ないのです。
給料がよく見えたり安定しているように見えるのは今だけです。国が医療費抑制の方向性を変えない限り、大幅アップは望めません。それに安定と言うのは世間の景気不景気に関係なく常に低空飛行ということです。
どのような動機で仕事を選ぼうとも構わないといったら構わないわけですが(ちゃんと仕事をしてくれるなら)、動機付けが不十分な場合、なにかしら問題がある人が多いような気がします。特に一旦社会へ出た転職組にその傾向が顕著な印象があります。
最近、資格さえ取れれば仕事が出来ると勘違いしている人が多いようなので、愚痴でした。
次回私のブログはみ、未定なんだな。
良い結果を期待しています
2013年2月24日(日)
本日は、理学療法士・作業療法士の国家試験の日です。
みなさん、実力が発揮できると良いですね。
自分にとっては、かなり古い話になってしまっているのか、
自分のときはどうだったか・・・その時の心境を思い出すのは難しくなってきました。
ひとつだけ覚えていることは、
筆記試験中に年に1度もないような激しい腹痛に悩まされ、
時間より早く退室して、殆どの人が帰る頃まで、ずーっとトイレに籠っていたこと。
おかげで、問題用紙も持ち帰れず、自己採点ができるはずもなく、
国家試験の発表まで逃避していたことの方を、試験よりも鮮明に覚えています。
当時は、国家試験の発表が4月以降だったので、
就職してから合否がわかるため、かなりストレスのかかる試用期間でした。
さて、この国家試験ですが、あくまで学力・知識を問う試験ですので、
職業適性があっても、学力により不合格になることもありますし、
合格したといっても職業適性があると判断されたわけでもなく、
リハビリテーションを職業にするための一つの通過点。
今日、試験を受けたみんなが、良いリハスタッフになってくれたらいいなぁ、と
期待しています。
春よ来い
2013年2月23日(土)
まだまだ朝晩は冷え込みますね。
今朝も出勤途中、我が家の付近では雪がチラチラと降りました。
※この時期の雪は、積ってもすぐに融けるので通勤への影響が少なく安心します。
先日ですが公園へ散歩に出かけた所、梅の木を見つけました。
つぼみの状況ではありましたが、まもなく咲くぞと思わせぶりな表情でした。
そんな表情を見ているうち、早く春が来ないかな、と強く思いました。
ところで、明日(2月24日)は、理学・作業療法士の国家試験日です。
この日のために、今まで勉学に励んでこられたかと思います。
この努力を成果とするために、今一つ。
緊張されるかと思いますが、受験される方々皆同じ事です。
他を見ても始まりませんので、まずは受験番号と名前はしっかり書きましょう。
問題をしっかり読んで、しっかり答える。
ケアレスミスには注意しましょう。
※うっかりは避けたいところですね。
うっかりに気づくと焦ってしまいがちになります。
この様な場合の対処法は、まずは落着く事でしょうか。
事が事だけに焦ってしまって、何をどの様にすれば良いのか?考えると、さらに焦りを募らせてしまいます。
ですので、事前に想定しておく事が良いのかも知れませんが、逆に心配になり過ぎても困ります。
程ほどが宜しいかと。
受験される方々へ
春が来ることをお祈りしております。
公開市民講座
2013年2月22日(金)
2月21日(木)の夕方、京都ホテルオークラで京都大原記念病院グループ主催のリハビリテーション公開市民講座が開催されました。
東京慈恵会医科大学 リハビリテーション医学講座 主任教授 安保雅博先生に特別講演をして頂くこともあり、会場にはたくさんの方に来て頂きました(なんと300名近く!)。
寒い中来て頂いた皆様、本当にありがとうございました。
今回の公開市民講座のテーマは『リハビリテーションの“ちから”』
グループスタッフの基調報告の後に
『あきらめない!脳卒中上肢麻痺のリハビリテーション』
~新しい治療プログラム、NEURO15~
というテーマで安保先生にお話して頂きました。
rTMS療法(反復性経頭蓋磁気刺激療法)や効果、
実際に受けられた患者様のお話を一般の方にも分かりやすく説明して頂き、安保先生の講演後は長蛇の列が出来ていました。
rTMS療法を希望されている方や関心を持ってらっしゃる方の多さに改めて当院で実施している責任の大きさを実感しました。
当院で実施している『脳卒中上肢麻痺のリハビリテーションNEURO15』に興味のある方は
京都大原記念病院ホームページをご覧下さい。
明後日、日曜日は理学療法士・作業療法士の国家試験です。
受験されるみなさん体調を万全にして頑張って下さいね。
アゲイン
2013年2月21日(木)
楳図かずおさんと言う漫画家がいます。20年近く休筆していて、タレント活動か数年前の赤と白のカラーリングの自宅がマスコミに取り上げられたくらいでしか、知ってる若い人もいないかと思います。
そもそもは恐怖漫画を多く書いている人ですが、SFやギャグの分野でも結末が読めない面白く考えさせられる作品が結構あります。
その楳図さんが昭和40年代半ばに書いたギャグ漫画が「アゲイン」です。
話の筋はほとんど忘れてしまったのですが、家庭で疎まれている老人が若返りの薬を手に入れ、自由奔放に暴れまわると言うドタバタだったと思います。
今から思えば当時まだ顕在化していなかった老人問題をギャグ漫画としたのもすごいなと思います。
先月松の内を過ぎた頃に、かなり老眼が進んだので、眼鏡を新調しました。同じ日に嫁さんに髪を刈ってもらったんですが(いつも坊主頭です)、1ヵ月たった今確信しました。頭が薄くなっている…(4~5ヶ月前までは1ヵ月で地肌が見えなくなっていたんです)。2週間前からは右腕を上げるときに肩に痛みを感じるようになりました。多分五十肩(余談ですが、私はご婦人の患者には年齢が幾つであっても二十肩と言うようにしています)です。
一生懸命生きていれば後悔は無しと先達は仰います。もう一度やり直したいとも思わないと。
私も今までのところさして後悔はありませんし、やり直したいとも思いません。
でも体の衰えは…
「アゲイン」のあとがきに楳図さんが書いています。
『「駿馬も老いては駄馬に劣る※」、では駄馬が老いたらどうなるのか。悲しい例えではないか』
言い換えると駄馬であっても若けりゃいいってことでしょうか。
何も単純に足が速けりゃいいってことでも、若けりゃいいってことでもないことは承知しています。
「人生なんかやりなおさなくったっていい」と思えても、「(若さよ)もう一度」と多くの人が思うのではないでしょうか。
それは高齢の利用者と接してきて感じることです。
「ついこの間まではできたのに」
「(昔は)こんなことはなかった」
「(昔は)あれができた、これができた」
などなど思うに任せぬ体を嘆いたり、いらだったり。
不思議とあの時こうしていればや、ああすればよかった、こうすればよかったなんて話はほとんど聞きませんでした。
いろいろ小難しい事書きましたが、体の衰えはそれほど
ってことです。
次回私のブログは2/25です。
※正しくは「騏驎も老いては駑馬に劣る」
そう…自分でもわかってはいるんですよ
2013年2月20日(水)
最近は、エコとか、節電とか、ふと、気になりますよね。
その中で、パソコンなんて電気で動くものを日々つかっていると、まあ、電気を消費しているものだと思います。
さて、
探すとあるんですよね、太陽電池で動くパソコン用のキーボード。
以前一度探した時は、海外でしか売っていなかったのですが、
今は日本でも売っていました。
(「ソーラーキーボード」で検索すると出てきました)
キーボードぐらいでは、消費電力もたいしたことが無いのでしょうが、
それでも、少しはエコな気分に成れますかね。
しかも、無線接続のキーボードなので、パソコンから伸びるコードも1本減らせます。
無線接続にありがちな電池切れの心配は無いですし、
一応、室内の蛍光灯の明かりで動くって書いてあるし…。
ちょっと買ってみようかと、今思案中です。
電気の消耗が気持ち少し減るけど、財布の中身も確実に減るって感じですね。
うーん、どうしようかな?
はい、はい、わかっています
本当は、これを買うより、パソコン使う時間を減らすほうがずーっと、エコなんですよね。
わかってはいるけど…。
そんな事、他にもいろいろありますよね。
便利と快適を求めるのを控える方が正当なのでしょうね。
正当で無い事が分かっても、ちょっとでもと自分へのお慰みでごまかす事、皆にあります。
ダイエットでも、リハビリでも、自分に合った正当な方法は教えてもらったにしろ、
もっと他に楽に効果が出る方法がありそうな気がしますよね。
そして、自分に合うかどうかはともかく、見つけたらそれでごまかしますよね。
わかります。その気持ち。
今の私が、ものは違えどそんな感じですね。
職能
2013年2月19日(火)
お仕事柄や会話の進み具合で、ご職業は?とお聞きする事があるかと思います。
しかし、聞く前に「この方はたぶん○○かな?」と創造想像したりしませんか?
聞いて見て「創造通り、やっぱり○○関係だった」と思う事は度々あります。
なぜ、創造通りと思ったり感じたりするのでしょうか?
・創造する側が○○の職業を知っている。
・創造する側が会話の中で、その要素(専門性)を感じる。
・創造する側が第一印象で、その要素を感じる。
など・・・・・さまざまな要素を汲み取って思ったり感じたりする。
では、創造する側ではなく、創造される側としてその要素を作り出すには。
・社会的にその職業を正しく認知される様日々努める(利用される方々に)。
・その職業である専門知識を習得している(職能への向上)。
・その職業を毎日勤め上げる(毎日その仕事をし続ける)。
など・・・・。
毎日勤め上げるからこそ、その雰囲気が醸し出されます。
その雰囲気は?
見た目(制服)や話す言葉もありますが、体から滲み出るものがあります。
特に職能人であればこそ、職能にあった筋肉を日々使い、鍛え、見事までに余分な動きが見られなくなります。
※芸術的な動きとも思えます。
仕事中「しんどい」は仕事道具を手に入れるための努力時期であり、この「しんどい」がいつしか忘れるぐらいになるのでしょう。
そうして、同じ品質を保ち続けながら、また良質なものを提供し続けることが雰囲気として表れるのでしょう。
必要な仕事道具を手に入れ、
その道具を日々手入れし、
その道具を使いこなしてこそ、
良質なものを提供し続ける事ができる事をよく知っている、これも職能人である証かと。
そこに到達するには・・・、と思うと。長い道のりかも知れません。
しかし、長きに渡り手に入れてこそ「味」があるのだと思います。
ですので病気になられて、職業に復帰するには時間がかかるかも知れません。
その仕事道具を再度手入れして(筋肉)、道具を加工し直して(動き)、しんどいを忘れ(継続)るぐらいまで努力する。
そのために私たちは少しでも、1日でも早く現場に復帰させる手助けを使命と思う今日この頃得です。